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夜明よあけになりてすべての祭司長さいしちゃうたみ長老ちゃうらうら、イエスをころさんとあひはかり、
When the morning was come, all the chief priests and elders of the people took counsel against Jesus to put him to death:


all
〔詩篇2章2節〕
2 のもろもろのわうはたちかまへ群伯をさらはともにはかり ヱホバとその受膏者じゆかうじやとにさからひていふ
〔マタイ傳23章13節〕
13 禍害󠄅わざはひなるかな、僞善ぎぜんなる學者がくしゃ、パリサイびとよ、なんぢらはひと前󠄃まへ天國てんこくとざして、みづからず、らんとするひとるをもゆるさぬなり。
〔マタイ傳26章3節〕
3 そのとき祭司長さいしちゃうたみ長老ちゃうらうら、カヤパといふだい祭司さいし中庭なかにはあつまり、
〔マタイ傳26章4節〕
4 詭計たばかりをもてイエスをとらへ、かつころさんとあひはかりたれど、
〔マルコ傳15章1節〕
1 あくるやたゞちに、祭司長さいしちゃう長老ちゃうらう學者がくしゃら、すなは全󠄃ぜん議會ぎくわいともにあひはかりて、イエスをしばきゆきて、ピラトにわたす。
〔ルカ傳23章1節〕
1 民衆みんしゅうみな起󠄃ちて、イエスをピラトの前󠄃まへきゆき、
〔ルカ傳23章2節〕
2 うったでてふ『われらひとが、わがくにたみまどはし、みつぎをカイザルに納󠄃をさむるをきんじ、かつみづかわうなるキリストととなふるを認󠄃みとめたり』
〔ヨハネ傳18章28節〕
28 かく人々ひとびとイエスをカヤパのもとより官邸くわんていにひきゆく、とき夜明よあけなり。かれ過󠄃越すぎこし食󠄃しょくをなさんために、汚穢けがれけじとておのれらは官邸くわんていらず。
〔使徒行傳4章24節〕
24 これきてみなこゝろひとつにし、かみむかひ、こゑげてふ『しゅよ、なんぢてんうみなかのあらゆるものとを造󠄃つくたまへり。~(28) 御手みて御旨みむねとにて、るべしとあらかじめさだたまひしことをなせり。 〔使徒行傳4章28節〕
the morning
〔士師記16章2節〕
2 サムソンここにきたれりとガザびとにつぐるものありければすなはちこれかこみよもすがらまちもん埋伏まちぶせ詰朝󠄃あしたにおよびあけたるときこれをころすべしといひてよもすがらしづまりかへりて
〔サムエル前書19章11節〕
11 サウル使者つかひをダビデのいへにつかはしてかれをまもらしめ朝󠄃あさにおよびてかれをころさしめんとすダビデのつまミカル、ダビデにつげていひけるは今夜こんやなんぢいのちすくはずばあくる朝󠄃あさなんぢころされんと
〔箴言4章16節〕
16 そは彼等かれらあくさざればねむらず ひとつまづかせざればいねず~(18) 義者ただしきもの途󠄃みち旭光あさひのごとし いよいよ光輝かがやきをましてひる正午もなかにいたる 〔箴言4章18節〕
〔ミカ書2章1節〕
1 そのとこにありて不義ふぎはか惡事あくじ工夫くはだつ者等ものどもにはわざはひあるべし かれらはそのちからあるがゆゑ天亮よあけにおよべばこれをおこな
〔ルカ傳22章66節〕
66 夜明よあけになりてたみ長老ちゃうらう祭司長さいしちゃう學者がくしゃあひあつまり、イエスをその議會ぎくわいいだしてふ、
〔使徒行傳5章21節〕
21 かれらこれき、夜明よあけがたみやりてをしふ。だい祭司さいしおよびこれともなるものどもつどひきたりて議會ぎくわいとイスラエルびと元老げんらうとをびあつめ、使徒しとたちをきたらせんとて、ひと牢舍らうや遣󠄃つかはしたり。

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遂󠄅つひこれしばり、きゆきて總督そうとくピラトにわたせり。

And when they had bound him, they led him away, and delivered him to Pontius Pilate the governor.


Pontius Pilate
無し
bound
〔創世記22章9節〕
9 遂󠄅つひかみかれしめしたまへるところいたれりこゝにおいてアブラハム彼處かしこだんきづ柴薪たきぎ臚列ならそのイサクをしばりてこれだん柴薪たきぎうへせたり
〔ヨハネ傳18章12節〕
12 こゝにかの兵隊へいたい千卒長せんそつちゃう・ユダヤびと下役したやくども、イエスをとらへ、しばりてづアンナスのもとく、
〔ヨハネ傳18章24節〕
24 こゝにアンナス、イエスをしばりたるままにて、だい祭司さいしカヤパのもと送󠄃おくれり。
〔使徒行傳9章2節〕
2 ダマスコにあるしょ會堂くわいだうへの添書そへぶみ請󠄃ふ。この道󠄃みちもの見出みいださば、男女なんにょにかかはらずしばりてエルサレムにかんためなり。
〔使徒行傳12章6節〕
6 ヘロデこれをいださんとする前󠄃まへ、ペテロはふたつのくさりにてつながれ、二人ふたり兵卒へいそつのあひだにねむり、番兵ばんぺいらは門口かどぐちにゐてひとやまもりたるに、
〔使徒行傳21章33節〕
33 千卒長せんそつちゃう近󠄃ちかよりてパウロをとらへ、めいじてふたつのくさりにてつながせ、その何人なにびとなるか、何事なにごとをなしたるかを尋󠄃たづぬるに、
〔使徒行傳22章25節〕
25 革鞭かはむちをあてんとてパウロをりしとき、かれかたはらに百卒長ひゃくそつちゃうふ『ロマびとたるものつみさだめずしてむちうつはきか』
〔使徒行傳22章29節〕
29 こゝしらべんとせしものどもはたゞちにり、千卒長せんそつちゃうはそのロマびとなるをり、これしばりしことをおそれたり。
〔使徒行傳24章27節〕
27 二年にねんてポルシオ・フェスト、ペリクスのにんかわりしが、ペリクス、ユダヤびと意󠄃こゝろ迎󠄃むかへんとして、パウロをつなぎたるままに差措さしおけり。
〔使徒行傳28章20節〕
20 このゆゑわれなんぢらにひ、かつともかたらんことをねがへり、われはイスラエルのいだ希望󠄇のぞみためにこのくさりつながれたり』
〔テモテ後書2章9節〕
9 われはこの福音󠄃ふくいんのために苦難くるしみけて惡人あくにんのごとくつながるるにいたれり、れどかみことばつながれたるにあらず。
〔ヘブル書13章3節〕
3 おのれともつながるるごとく囚人めしうどおもへ、またおのれ肉體にくたいれば、くるしむものおもへ。
delivered
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔ルカ傳18章32節〕
32 ひと異邦人いはうじんわたされ、嘲弄てうろうせられ、はづかしめられ、つばきせられん。
〔ルカ傳18章33節〕
33 かれこれをむちうち、かつころさん。かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔ルカ傳20章20節〕
20 かくてかれうかゞひ、イエスをつかさ支配しはい權威けんゐとのもとわたさんとて、そのことばとらふるために義人ぎじんさましたる間諜まはしものどもを遣󠄃つかはしたれば、
〔使徒行傳3章13節〕
13 アブラハム、イサク、ヤコブのかみ、われらの先祖せんぞかみは、そのしもべイエスに榮光えいくわうあらしめたまへり。なんぢこのイエスをわたし、ピラトのこれゆるさんとさだめしを、前󠄃まへにていなみたり。

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こゝにイエスをりしユダ、そのさだめられたまひしをい、祭司長さいしちゃう長老ちゃうらうらに、かの三十さんじふぎんをかへしてふ、
Then Judas, which had betrayed him, when he saw that he was condemned, repented himself, and brought again the thirty pieces of silver to the chief priests and elders,


Judas
〔マタイ傳26章14節〕
14 ここに十二じふに弟子でし一人ひとりイスカリオテのユダといふもの祭司長さいしちゃうらのもとにゆきてふ~(16) ユダこのときよりイエスをわたさんとをりうかゞふ。
〔マタイ傳26章16節〕
〔マタイ傳26章47節〕
47 なほかたたまふほどに、よ、十二じふに弟子でし一人ひとりなるユダきたる、祭司長さいしちゃうたみ長老ちゃうらうらより遣󠄃つかはされたるおほいなる群衆ぐんじゅうつるぎぼうとをもちてこれ伴󠄃ともなふ。~(50) イエスひたまふ『ともよ《[*]》なにとてきたる』このとき人々ひとびとすすみてイエスにをかけてとらふ。[*或は「なんぢの成さんとて來れることを成せ」と譯す。] 〔マタイ傳26章50節〕
〔マルコ傳14章10節〕
10 こゝ十二じふに弟子でし一人ひとりなるイスカリオテのユダ、イエスをらんとて祭司長さいしちゃうもとにゆく。
〔マルコ傳14章11節〕
11 かれこれをきてよろこび、かねあたへんとやくしたれば、ユダ如何いかにしてかをりくイエスをわたさんとはかる。
〔マルコ傳14章43節〕
43 なほかたりゐたまふほどに、十二じふに弟子でし一人ひとりなるユダ、やがて近󠄃ちかづききたる、祭司長さいしちゃう學者がくしゃ長老ちゃうらうらより遣󠄃つかはされたる群衆ぐんじゅうつるぎぼうとをちてこれ伴󠄃ともなふ。~(46) 人々ひとびとイエスにをかけてとらふ。 〔マルコ傳14章46節〕
〔ルカ傳22章2節〕
2 祭司長さいしちゃう學者がくしゃらイエスをころさんとし、その手段てだていかにともとむ、たみおそれたればなり。
(6) ユダうべなひて群衆ぐんじゅうらぬときにイエスをわたさんとをりをうかがふ。
〔ルカ傳22章6節〕
〔ルカ傳22章47節〕
47 なほかたりゐたまふとき、よ、群衆ぐんじゅうあらはれ、十二じふに一人ひとりなるユダさきだちきたり、イエスに接吻くちつけせんとて近󠄃寄ちかよりたれば、
〔ルカ傳22章48節〕
48 イエスたまふ『ユダ、なんぢは接吻くちつけをもてひとるか』
〔ヨハネ傳13章2節〕
2 夕餐󠄃ゆふげのとき惡魔󠄃あくまはやくもシモンのイスカリオテのユダのこゝろに、イエスをらんとするおもひれたるが、
〔ヨハネ傳13章27節〕
27 ユダ一撮ひとつまみ食󠄃物くひものくるや、惡魔󠄃あくまかれにりたり。イエスかれひたまふ『なんぢがすことを速󠄃すみやかにせ』
〔ヨハネ傳18章3節〕
3 かくてユダは一組ひとくみ兵隊へいたい祭司長さいしちゃう・パリサイびとよりの下役したやくどもとをけて、炬火たいまつ燈火ともしび武器ぶきたづさへて此處ここにきたる。
repented
〔ヨブ記20章5節〕
5 あしひと勝󠄃誇かちほこり暫時しばらくにして邪曲よこしまなるもの歡樂たのしみときのみ
〔ヨブ記20章15節〕
15 かれ貨財たからのみたれどもまたこれはきいださん かみこれをかれはらよりおしいだしたまふべし~(29) これすなはちあしひとかみよりうく分󠄃ぶん かみのこれにさだめたまへるすうなり 〔ヨブ記20章29節〕
〔コリント後書7章10節〕
10 それかみにしたがふうれひは、くいなきのすくひるの悔改くいあらためしゃうじ、うれひしゃうず。

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『われつみなきのりてつみをかしたり』かれらいふ『われらなんあづからん、なんぢみづからあたるべし』
Saying, I have sinned in that I have betrayed the innocent blood. And they said, What is that to us? see thou to that.


I have sinned
〔創世記42章21節〕
21 こゝかれらたがひにいひけるは我等われらおとうとことによりてまことつみあり彼等かれらかれわれらに只管ひたすらにねがひしときにそのこゝろくるしみながらこれきかざりきゆゑにこのくるしみわれらにのぞめるなり
〔創世記42章22節〕
22 ルベンかれらにこたへていひけるはわれなんぢらにいひて童子わらべつみををかすなかれといひしにあらずやしかるに汝等なんぢらきかざりき是故このゆえまたかれをながせしつみをたゞさると
〔出エジプト記9章27節〕
27 こゝおいてパロひとをつかはしてモーセとアロンをめしてこれにいひけるはわれ此度このたびつみををかしたりヱホバはたゞしわれとわがたみ
〔出エジプト記10章16節〕
16 こゝをもてパロ急󠄃いそぎモーセとアロンをめしわれなんちらのかみヱホバと汝等なんぢらとにむかひてつみををかせり
〔出エジプト記10章17節〕
17 され請󠄃いま一次ひとたびのみわがつみゆるしてなんぢらのかみヱホバにねがたゞこのわれよりとりはなさしめよと
〔出エジプト記12章31節〕
31 パロすなはちうちにモーセとアロンをめしていひけるはなんぢらとイスラエルの子孫ひと〴〵起󠄃たちてわがたみうちよりいでさりなんぢらがいへるごとくにゆきてヱホバにつかへよ
〔サムエル前書15章24節〕
24 サウル、サムエルにいひけるにわれヱホバのめいなんぢことばをやぶりてつみををかしたりたみをおそれてそのことばにしたがひたるによりてなり
〔サムエル前書15章30節〕
30 サウルいひけるはわれつみををかしたれどねがはくはわがたみ長老としよりのまへおよびイスラエルのまへにてわれをたふとみてわれとともにかへりわれをしてなんぢかみヱホバををがむことをえさしめよ
〔列王紀略上21章27節〕
27 アハブこれことばきゝけるときそのころも粗麻󠄃布あさぬのにまとひ食󠄃しよく粗麻󠄃布あさぬの遲々しづか步行あゆめ
〔ロマ書3章19節〕
19 それ律法おきてふところは律法おきてしたにあるものかたるとわれらはる、これはすべてのくちふさがり、かみ審判󠄄さばき全󠄃世界ぜんせかい服󠄃ふくせんためなり。
What
〔マタイ傳27章25節〕
25 たみみなこたへてふ『は、われらとわれらの子孫しそんとにすべし』
〔使徒行傳18章15節〕
15 もしことばあるひはなんぢらの律法おきてにかかはる問題もんだいならば、なんぢみづからをさむべし。われかかること審判󠄄さばきひととなるをこのまず』~(17) こゝ人々ひとびとみな會堂くわいだうつかさソステネをとらへ、審判󠄄さばき前󠄃まへにてたゝきたり。ガリオはすべこれらのこと意󠄃とせざりき。
〔使徒行傳18章17節〕
〔テモテ前書4章2節〕
2 これ虛僞いつはりをいふもの僞善ぎぜんりてなり。かれらは良心りゃうしん燒金やきがねにてかれ、
〔テトス書1章16節〕
16 みづからかみるとひあらはせど、行爲おこなひにてはかみいなむ。かれらは憎にくむべきもの、服󠄃したがはぬもの、すべてのわざきててられたるものなり。
〔ヨハネ第一書3章12節〕
12 カインにならふな、かれしきものよりでておの兄弟きゃうだいころせり。なにゆゑころしたるか、おの行爲おこなひしく、その兄弟きゃうだい行爲おこなひたゞしかりしにる。
〔ヨハネ黙示録11章10節〕
10 住󠄃ものどもはかれらにきてよろこたのしみたがひ禮物れいもつおくらん、二人ふたり預言者よげんしゃ住󠄃ものくるしめたればなり』
see
〔サムエル前書28章16節〕
16 サムエルいひけるはヱホバなんぢをはなれてなんぢてきとなりたまふになんぢなんぞわれにとふや~(20) サウルたゞちにびたふれサムエルのことばのためにいたくおそれ又󠄂またそのちからうしなへりはかれその一日いちにち一夜いちやもの食󠄃くはざりければなり 〔サムエル前書28章20節〕
〔ヨブ記13章4節〕
4 なんぢらはたゞ謊言いつはり造󠄃つくまうくるもの なんぢらはみな無用むよう醫師くすしなり
〔ヨブ記16章2節〕
2 かゝことわれおほくきけなんぢらはみなひとなぐさめんとしてかへつてひとわづらはすものなり
〔ルカ傳16章25節〕
25 アブラハムふ「よ、おもへ、なんぢはけるあひだ、なんぢのものけ、ラザロはしきものけたり。いまここにてかれなぐさめられ、なんぢもだゆるなり。
〔ルカ傳16章26節〕
26 しかのみならず此處ここよりなんぢらにわたかんとすともず、其處そこよりわれらにきたぬために、われらとなんぢらとのあひだおほいなるふちさだめおかれたり」
the innocent
〔列王紀略下24章4節〕
4 また無辜つみなきひとをながし無辜つみなきひとをヱルサレムにみたしたるによりてなりヱホバはそのつみゆるすことをなしたまはざりき
〔エレミヤ記26章15節〕
15 されなんぢくこれをなんぢらもしわれころさばかなら無辜つみなきもののなんぢらのとこのまちそのうち住󠄃すめものせんヱホバわれ遣󠄃つかはしてこのすべてことばなんぢらのみゝにつげしめたまひしなればなり
〔ヨナ書1章14節〕
14 ここにおいて彼等かれらヱホバによばはりていひけるはヱホバよこひねがはくは此人このひといのちため我儕われら滅亡ほろぼしたまふなか又󠄂またつみなきのをわれらにたまふなかれ そはヱホバよなんぢ聖󠄄意󠄃みこころにかなふところをたまへるなればなりと
〔マタイ傳27章19節〕
19 かれなほ審判󠄄さばきにをるとき、そのつまひと遣󠄃つかはしてはしむ『かの義人ぎじんかゝはることをな、われけふゆめなかにてかれゆゑにさまざまくるしめり』
〔マタイ傳27章23節〕
23 ピラトふ『かれなに惡事あくじをなしたるか』かれはげしくさけびていふ『十字架じふじかにつくべし』
〔マタイ傳27章24節〕
24 ピラトはなにかひなくかへつてらんにならんとするをて、みづをとり群衆ぐんじゅうのまへにあらひてふ『このひとにつきてわれつみなし、なんぢみづからあたれ』
〔マタイ傳27章54節〕
54 百卒長ひゃくそつちゃうおよびこれともにイエスをまもりゐたるものども、地震ぢしんとそのりしこととをて、いたおそれ『かれかみなりき』とへり。
〔ルカ傳23章22節〕
22 ピラト三度みたびまで『かれなに惡事あくじししか、われそのあたるべきわざず、ゆゑこらしめてゆるさん』とふ。
〔ルカ傳23章41節〕
41 われらはししことむくいくるなれば當然たうぜんなり。されどひとなにぜんをもさざりき』
〔ルカ傳23章47節〕
47 百卒長ひゃくそつちゃうこのりしことて、かみあがめてふ『じつにこのひと義人ぎじんなりき』
〔ヨハネ傳19章7節〕
7 ユダヤびとこたふ『われらに律法おきてあり、その律法おきてによればあたるべきものなり、かれはおのれをかみとなせり』
〔使徒行傳13章28節〕
28 そのあたるべきゆゑざりしかどピラトにころさんことをもとめ、
〔ヘブル書7章26節〕
26 かくのごときだい祭司さいしこそわれらに相應ふさはしきものなれ、すなは聖󠄄せいにしてあくなく、けがれなく、罪人つみびとより遠󠄄とほざかり、諸般もろもろてんよりもたかくせられたまへり。
〔ペテロ前書1章19節〕
19 きずなく汚點しみなき羔羊こひつじごときキリストのたふとることをればなり。

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かれそのぎん聖󠄄所󠄃せいじょげすててり、ゆきてみづかくびれたり。
And he cast down the pieces of silver in the temple, and departed, and went and hanged himself.


and departed
〔士師記9章54節〕
54 アビメレクおのれの武器えものとれ少者わかもの急󠄃いそよびこれにいひけるはなんぢつるぎぬきわれころせおそらくはひとわれをさして婦󠄃をんなころされたりといはんとその少者わかものこれ通󠄃とほしたればすなはちしね
〔サムエル前書31章4節〕
4 サウル武器ぶきものにいひけるはなんぢかたなそれをもてわれさしとほせおそらくは是等これら割󠄅禮かつれいなきものきたりてわれわれをはづかしめんとしかれども武器ぶきをとるものいたくおそれてがへんぜざればサウルかたなをとりてそのうへふししたり
〔サムエル前書31章5節〕
5 武器ぶきるものサウルのしにたるをておのれもかたなうへにふしてかれとともにしね
〔サムエル後書17章23節〕
23 アヒトベルはその謀計はかりごとおこなはれざるをその驢馬ろばくらおき起󠄃たちそのまちゆきそのいへにいたりいへひと遺󠄃ゆゐごんしてみづかくびしにその父󠄃ちゝはかはうむらる
〔列王紀略上16章18節〕
18 ジムリそのまちおちいるをわういへてんしゆわういへをかけてそのうちしね
〔ヨブ記2章9節〕
9 ときにそのつまかれにいひけるはなんぢなほおのれまつたうしてみづかかたくするや かみのろひてしぬるにしかずと
〔ヨブ記7章15節〕
15 こゝをもてわがこゝろ氣息いきとぢんことをねがわがこのほねよりもこひねがふ
〔詩篇55章23節〕
23 かくてかみよなんぢはかれらをほろびあなにおとしいれたまはんをながすものと詭計たばかりおほきものとはいきておのが半󠄃なかばにもいたらざるべし しかはあれどわれはなんぢによりたのまん
〔使徒行傳1章18節〕
18 (このひとは、かの不義ふぎあたひをもて地所󠄃ぢしょ、また俯伏うつぶしちて直中たゞなかよりけて臓腑はらわたみなながでたり。
〔使徒行傳1章19節〕
19 このことエルサレムに住󠄃すべてのひとられて、その地所󠄃ぢしょ國語くにことばにてアケルダマととなへらる、地所󠄃ぢしょとのなり)

前に戻る 【マタイ傳27章6節】

祭司長さいしちゃうら、そのぎんをとりてふ『これはあたひなれば、みやくら納󠄃をさむるはからず』
And the chief priests took the silver pieces, and said, It is not lawful for to put them into the treasury, because it is the price of blood.


It is not
〔マタイ傳23章24節〕
24 盲目めしひなる手引てびきよ、なんぢらはぶよいだして駱駝らくだむなり。
〔ルカ傳6章7節〕
7 學者がくしゃ・パリサイびとら、イエスをうったふるかど見出みいださんとおもひて、安息あんそくにちひといやすやいなやをうかゞふ。~(9) イエスかれらにたまふ『われなんぢらにはん、安息あんそくにちぜんをなすとあくをなすと、生命いのちすくふとほろぼすと、いづれかよき』 〔ルカ傳6章9節〕
〔ヨハネ傳18章28節〕
28 かく人々ひとびとイエスをカヤパのもとより官邸くわんていにひきゆく、とき夜明よあけなり。かれ過󠄃越すぎこし食󠄃しょくをなさんために、汚穢けがれけじとておのれらは官邸くわんていらず。
because
無し
to put
〔申命記23章18節〕
18 娼妓あそびめたるあたひおよびいぬあたひなんぢかみヱホバのいへたづさへいりてなに誓願せいぐわんにももちゐるべからず是等これらはともになんぢかみヱホバの憎にくみたまふものなればなり
〔イザヤ書61章8節〕
8 われヱホバは公平󠄃こうへいをこのみ邪曲よこしまなるかすめごとをにくみ 眞實まことをもて彼等かれらにむくいをあたへ 彼等かれらととこしへの契󠄅約けいやくをたつべければなり

前に戻る 【マタイ傳27章7節】

かくあひはかり、そのぎんをもて陶工すゑつくりはたひ、旅人たびびとらの墓地ぼちとせり。
And they took counsel, and bought with them the potter's field, to bury strangers in.


前に戻る 【マタイ傳27章8節】

これによりてはたは、いまいたるまではたとなへらる。
Wherefore that field was called, The field of blood, unto this day.


that
〔使徒行傳1章19節〕
19 このことエルサレムに住󠄃すべてのひとられて、その地所󠄃ぢしょ國語くにことばにてアケルダマととなへらる、地所󠄃ぢしょとのなり)
unto
〔申命記34章6節〕
6 ヱホバ、ベテペオルにたいするモアブのたににこれをはうむたまへり今日こんにちまでそのはかひとなし
〔ヨシュア記4章9節〕
9 ヨシユアまたヨルダンのなかにおいて契󠄅約けいやくはこかけ祭司さいしたちあしふみたてところいし十二をたてたりしが今日こんにちまでも彼處かしこにあり
〔士師記1章26節〕
26 そのひとヘテびとにゆきまちたててルズとなづけたり今日こんにちにいたるまでこれをそのとなす
〔歴代志略下5章9節〕
9 さをながかりければさをはし神殿しんでん前󠄃まへ契󠄅約けいやくはこよりえたりしかれどもそとにはえざりきそれ今日こんにちまで彼處かしこにあり
〔マタイ傳28章15節〕
15 かれかねをとりてふくめられたるごとたれば、はなしユダヤびとうちにひろまりて、今日けふいたれり。

前に戻る 【マタイ傳27章9節】

ここに預言者よげんしゃエレミヤによりてはれたることば成就じゃうじゅしたり。いはく『かくて《[*]》かれ値積ねづもられしもの、すなはちイスラエルのらが値積ねづもりしものあたひぎん三十さんじふをとりて、[*或は「われ」と譯す。]
Then was fulfilled that which was spoken by Jeremy the prophet, saying, And they took the thirty pieces of silver, the price of him that was valued, whom they of the children of Israel did value;


And they
〔ゼカリヤ書11章12節〕
12 われかれらにむかひて汝等なんぢらもしよしなばわがあたひわれさづけよもししからずばめよといひければ彼等かれらすなはちぎん三十をはかりてわがあたひとせり
〔ゼカリヤ書11章13節〕
13 ヱホバわれいひたまひけるは彼等かれら估價ねづもりせられしその善價よきあたひ陶人すゑものしなげあたへよとわれすなはちぎん三十をとりてヱホバのへやなげいれて陶人すゑものしせしむ
Jeremy
〔マタイ傳1章22節〕
22 すべてこと起󠄃おこりしは、預言者よげんしゃによりてしゅたまひしことば成就じゃうじゅせんためなり。いはく、
of the children of Israel did value
無し
thirty
〔出エジプト記21章32節〕
32 うしもししもべあるひはしもめつかばその主人しゆじんぎん三十シケルをあたふべし又󠄂またそのうしいしにてうちころすべし
〔レビ記27章2節〕
2 イスラエルの子孫ひと〴〵につげてこれにひともし誓願せいぐわんをかけなばなんぢの估價ねづもりにしたがひてヱホバに獻納󠄃をさめものをなすべし~(7) また六十さいよりうへをとこにはそのを十五シケルにつもをんなには十シケルにつもるべし 〔レビ記27章7節〕
〔マタイ傳26章15節〕
15 『なんぢらにかれわたさば、なにほどわれあたへんとするか』かれら《[*]》ぎん三十さんじふはかいだせり。[*或は「銀三十と定めたり」と譯す。]

前に戻る 【マタイ傳27章10節】

陶工すゑつくりはたしろこれあたへたり。しゅわれめいたまひしごとし』

And gave them for the potter's field, as the Lord appointed me.


前に戻る 【マタイ傳27章11節】

さてイエス、總督そうとく前󠄃まへたまひしに、總督そうとくひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』イエスたまふ『なんぢのふがごとし』
And Jesus stood before the governor: and the governor asked him, saying, Art thou the King of the Jews? And Jesus said unto him, Thou sayest.


Jesus stood
〔マタイ傳10章18節〕
18 またなんぢわがゆゑによりて、つかさたちわうたちの前󠄃まへかれん。これはかれらと異邦人いはうじんとにあかしをなさんためなり。
〔マタイ傳10章25節〕
25 弟子でしはそののごとく、しもべはそのしゅごとくならばれり。もし家主いへあるじをベルゼブルとびたらんには、ましてそのいへものをや。
〔マルコ傳15章2節〕
2 ピラト、イエスにひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』こたへてたまふ『なんぢのふがごとし』
〔ルカ傳23章3節〕
3 ピラト、イエスにひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』こたへてたまふ『なんぢのふがごとし』
〔ヨハネ傳18章33節〕
33 こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』~(36) イエスこたたまふ『わがくにはこののものならず、くにこののものならば、しもべわれをユダヤびとわたさじとたゝかひしならん。れどくによりのものならず』 〔ヨハネ傳18章36節〕
Thou sayest
〔マタイ傳26章25節〕
25 イエスをるユダこたへてふ『ラビ、われなるか』イエスたまふ『なんぢのへるごとし』
〔マタイ傳26章64節〕
64 イエスたまふ『なんぢのへるごとし。かつわれなんぢらにぐ、いまよりのち、なんぢらひとの、全󠄃能者ぜんのうしゃみぎし、てんくもりてきたるをん』
〔マルコ傳14章62節〕
62 イエスたまふ『われはそれなり、なんぢひとの、全󠄃能者ぜんのうしゃみぎし、てんくもうちにありてきたるをん』
〔ヨハネ傳18章37節〕
37 こゝにピラトふ『さればなんぢわうなるか』イエスこたたまふ『われのわうたることはなんぢへるごとし。われこれがためにうまれ、これがためにきたれり、すなは眞理しんりにつきてあかしせんためなり。すべ眞理しんりぞくするものこゑをきく』
〔テモテ前書6章13節〕
13 われすべてのものかしたまふかみのまへ、およびポンテオ・ピラトにむかひて言明いひあらはしをなしたまひしキリスト・イエスの前󠄃まへにてなんぢめいず。

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祭司長さいしちゃう長老ちゃうらううったふれども、なにをもこたたまはず。
And when he was accused of the chief priests and elders, he answered nothing.


(Whole verse)
〔詩篇38章13節〕
13 しかはあれどわれは聾者みみしひのごとくきかず われはくちをひらかぬ啞者おふしのごとし
〔詩篇38章14節〕
14 如此かくわれはきかざるひとのごとくくちにことあげせぬひとのごときなり
〔イザヤ書53章7節〕
7 かれはくるしめらるれどもみづから謙󠄃へりくだりてくちをひらかず 屠場ほふりばにひかるる羔羊こひつじごとをきるもののまへにもだすひつじごとくしてそのくちをひらかざりき
〔マタイ傳26章63節〕
63 されどイエスもだ居給ゐたまひたれば、だい祭司さいしいふ『われなんぢめいず、けるかみちかひてわれらにげよ、なんぢはキリスト、かみなるか』
〔マタイ傳27章14節〕
14 されど總督そうとくいたあやしむまで、一言ひとことをもこたたまはず。
〔マルコ傳15章3節〕
3 祭司長さいしちゃうら、さまざまにうったふれば、~(5) されどピラトのあやしむばかりイエスさらなにをもこたたまはず。
〔マルコ傳15章5節〕
〔ヨハネ傳19章9節〕
9 ふたゝ官邸くわんていりてイエスにふ『なんぢは何處いづこよりぞ』イエスこたへをなしたまはず。~(11) イエスこたたまふ『なんぢうへよりたまはらずば、われたいしてなに權威けんゐもなし。このゆゑわれをなんぢにわたししものつみさらおほいなり』 〔ヨハネ傳19章11節〕
〔使徒行傳8章32節〕
32 そのむところの聖󠄄書せいしょぶんこれなり 『かれひつじ屠場はふりばくがごとかれ、 羔羊こひつじのそのもののまへにもだすがごとく くちひらかず。
〔ペテロ前書2章23節〕
23 またのゝしられてのゝしらず、くるしめられておびやかさず、たゞしくさばきたまふものおのれゆだね、

前に戻る 【マタイ傳27章13節】

こゝにピラトかれふ『かぬか、かれらがなんぢたいして如何いかに《[*]》おほくの證據しょうこつるを』[*或ば「重大なる」と譯す。]
Then said Pilate unto him, Hearest thou not how many things they witness against thee?


Hearest
〔マタイ傳26章62節〕
62 だい祭司さいしたちてイエスにふ『この人々ひとびとなんぢたいしてつる證據しょうこなにをもこたへぬか』
〔ヨハネ傳18章35節〕
35 ピラトこたふ『われはユダヤびとならんや、なんぢ國人くにびと祭司長さいしちゃうなんぢわれわたしたり、なんぢなにをししぞ』
〔使徒行傳22章24節〕
24 千卒長せんそつちゃう人々ひとびとなにゆゑパウロにむかひてさけよばはるかをらんとし、むちうちてしらぶることをめいじて、かれ陣營ぢんえいれしむ。

前に戻る 【マタイ傳27章14節】

されど總督そうとくいたあやしむまで、一言ひとことをもこたたまはず。
And he answered him to never a word; insomuch that the governor marvelled greatly.


marvelled
〔詩篇71章7節〕
7 われおほくのひとにあやしまるるごときものとなれり されどなんぢはわが堅固けんごなる避󠄃所󠄃さけどころなり
〔イザヤ書8章18節〕
18 よわれとヱホバがわれにたまひたる子輩こらとはイスラエルのうちの豫兆しるしなりくすしきかたなり はシオンのやまにいます萬軍ばんぐんのヱホバのあたへたまふ所󠄃ところなり
〔ゼカリヤ書3章8節〕
8 祭司さいしをさヨシユアよ請󠄃なんぢなんぢ前󠄃まへするなんぢ同僚ともとともにきくべしかれらはすなは前󠄃表しるしとなるべきひとなりわれかならずわがしもべたるえだきたらすべし
〔コリント前書4章9節〕
9 われおもふ、かみ使徒しとたるわれらをさだめられしもののごとく、しりへものとしてたまへり。じつわれらは宇宙うちうのもの、すなは御使みつかひにも、衆人ひとびとにも、觀物みものにせられたるなり。

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まつりときには、總督そうとく群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみにまかせて、囚人めしうど一人ひとりこれゆるれいあり。
Now at that feast the governor was wont to release unto the people a prisoner, whom they would.


(Whole verse)
〔マタイ傳26章5節〕
5 又󠄂またいふ『まつりのあひだすべからず、おそらくはたみうちらん起󠄃おこらん』
〔マルコ傳15章6節〕
6 さてまつりときには、ピラトたみねがひまかせて、囚人めしうどひとりをゆるれいなるが、
〔マルコ傳15章8節〕
8 群衆ぐんじゅうすすみきたりて、れいごとくせんことをねがでたれば、
〔ルカ傳23章16節〕
16 さればこらしめてこれゆるさん』
〔ルカ傳23章17節〕
17 [なし]《[*]》[*異本「かれは祭每に必す一人を赦すべきなり」との句あり。]
〔ヨハネ傳18章38節〕
38 ピラトふ『眞理しんりとはなにぞ』
   かくひてふたゝびユダヤびと前󠄃まへでてふ『われこのひとなにつみあるをもず。
〔ヨハネ傳18章39節〕
39 過󠄃越すぎこしのときわれなんぢらに一人ひとり囚人めしうどゆるれいあり、さればなんぢらユダヤびとわうをわがゆるさんことを望󠄇のぞむか』
〔使徒行傳24章27節〕
27 二年にねんてポルシオ・フェスト、ペリクスのにんかわりしが、ペリクス、ユダヤびと意󠄃こゝろ迎󠄃むかへんとして、パウロをつなぎたるままに差措さしおけり。
〔使徒行傳25章9節〕
9 フェスト、ユダヤびと意󠄃こゝろ迎󠄃むかへんとしてパウロにこたへてふ『なんぢエルサレムにのぼり、彼處かしこにて前󠄃まへさばかるることをうけがふか』

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こゝにバラバといふかくれなき囚人めしうどあり。
And they had then a notable prisoner, called Barabbas.


a
〔マルコ傳15章7節〕
7 こゝ一揆いっき起󠄃おこし、ひところしてつながれをるものうちに、バラバといふものあり。
〔ルカ傳23章18節〕
18 民衆みんしゅうともにさけびてふ『このひとのぞけ、われらにバラバをゆるせ』
〔ルカ傳23章19節〕
19 のバラバは、みやこ起󠄃おこりし一揆いっき殺人ひとごろしとのゆゑによりて、ひとやれられたるものなり。
〔ルカ傳23章25節〕
25 そのもとむるままに、かの一揆いっき殺人ひとごろしとのゆゑによりてひとやれられたるものゆるし、イエスをわたしてかれらのこゝろままならしめたり。
〔ヨハネ傳18章40節〕
40 かれらまたさけびて『このひとならず、バラバを』とふ、バラバは强盜がうたうなり。
〔使徒行傳3章14節〕
14 なんぢらは、この聖󠄄者しゃうじゃ義人ぎじんいなみて、殺人者ひとごろしゆるさんことをもとめ、
〔ロマ書1章32節〕
32 かゝことどもをおこなもの死罪しざいあたるべきかみさだめりながら、たゞ自己みづからこれらのことおこなふのみならず、またひとこれおこなふをしとせり。

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されば人々ひとびとあつまれるとき、ピラトふ『なんぢらたれゆるさんことをねがふか。バラバなるか、キリストととなふるイエスなるか』
Therefore when they were gathered together, Pilate said unto them, Whom will ye that I release unto you? Barabbas, or Jesus which is called Christ?


Whom
〔ヨシュア記24章15節〕
15 なんぢもしヱホバにつかふることをあしとせばなんぢらの先祖せんぞかは彼邊かなたにてつかへし神々かみ〴〵にもあれ又󠄂またなんぢらがいまをるのアモリびと神々かみ〴〵にもあれなんぢらのつかふべきもの今日こんにち選󠄄えらたゞわれわがいへとはともにヱホバにつかへん
〔列王紀略上18章21節〕
21 ときにエリヤすべてたみ近󠄃ちかづきていひけるは汝等なんぢら何時いつまでふたつものあひだにまよふやヱホバかみならばこれしたがへされどバアルかみならばこれしたがへとたみひとことかれこたへざりき
〔マタイ傳27章21節〕
21 總督そうとくこたへてかれらにふ『二人ふたりうちいづれをゆるさんことねがふか』かれらいふ『バラバなり』
or
〔マタイ傳27章22節〕
22 ピラトふ『さらばキリストととなふるイエスをわれいかにべきか』みないふ『十字架じふじかにつくべし』
〔マルコ傳15章9節〕
9 ピラトこたへてふ『ユダヤびとわうゆるさんことをねがふか』~(12) ピラトまたこたへてふ『さらばなんぢらがユダヤびとわうとなふるものをわれ如何いかべきか』 〔マルコ傳15章12節〕
〔ヨハネ傳19章15節〕
15 かれらさけびていふ『のぞけ、のぞけ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『われなんぢらのわう十字架じふじかにつくべけんや』祭司長さいしちゃうこたふ『カイザルのほかわれらにわうなし』

前に戻る 【マタイ傳27章18節】

これピラトかれらのイエスをわたししはねたみるとゆゑなり。
For he knew that for envy they had delivered him.


envy
〔箴言27章4節〕
4 忿怒いかりたけ憤恨いきどほりはげし されど嫉妬ねたみ前󠄃まへにはたれたつことをを
he
〔創世記37章11節〕
11 かゝりしかばその兄弟きやうだいかれをねためりされどその父󠄃ちゝはこのことばをおぼえたり
〔サムエル前書18章7節〕
7 婦󠄃人をんな踴躍󠄃をどりつつあひこたへてうたひけるはサウルはせんをうちころしダビデはまんをうちころすと~(11) サウルわれダビデをかべさしとほさんといひてそのなげやりをさしあげしがダビデ二度ふたゝびをかはしてサウルをさけたり 〔サムエル前書18章11節〕
〔詩篇106章16節〕
16 たみはえいのうちにてモーセをねたみヱホバの聖󠄄者せいじやアロンをねたみしかば
〔箴言27章4節〕
4 忿怒いかりたけ憤恨いきどほりはげし されど嫉妬ねたみ前󠄃まへにはたれたつことをを
〔傳道之書4章4節〕
4 われまたもろ〳〵勞苦ほねをりもろ〳〵工事わざ精巧たくみとをるに これひとのたがひにねたみあひてせるものたるなり これ空󠄃くうにしてかぜとらふるがごと
〔イザヤ書26章11節〕
11 ヱホバよなんぢのみてたかくあがれどもかれら顧󠄃かへりみず されどなんぢがたみをすくひたまふ熱心ねつしんばはぢをいだかん なんぢのてきをやきつくすべし
〔マルコ傳15章10節〕
10 これピラト、祭司長さいしちゃうらのイエスをわたししは、ねたみるとゆゑなり。
〔使徒行傳5章17節〕
17 こゝだい祭司さいしおよびこれともなるものすなはちサドカイ人々ひとびと、みなねたみ滿みたされてち、
〔使徒行傳7章9節〕
9 先祖せんぞたちヨセフをねたみてエジプトにりしに、かみかれともいまして、
〔使徒行傳13章45節〕
45 れどユダヤびとはその群衆ぐんじゅうねたみ滿みたされ、パウロのかたることに逆󠄃さからひてのゝしれり。
〔ヤコブ書4章5節〕
5 聖󠄄書せいしょに『かみわれらのうち住󠄃ませたまひしれいを、ねたむほどにしたひたまふ』とへるをむなしきこととなんぢおもふか。

前に戻る 【マタイ傳27章19節】

かれなほ審判󠄄さばきにをるとき、そのつまひと遣󠄃つかはしてはしむ『かの義人ぎじんかゝはることをな、われけふゆめなかにてかれゆゑにさまざまくるしめり』
When he was set down on the judgment seat, his wife sent unto him, saying, Have thou nothing to do with that just man: for I have suffered many things this day in a dream because of him.


his
〔創世記20章3節〕
3 しかるにかみよるゆめにアビメレクにのぞみてこれいひたまひけるはなんぢそのめしいれたる婦󠄃人をんなのためにしぬるなるべしかれをつとあるものなればなり~(6) かみ又󠄂またゆめこれいひたまひけるはしかわれなんぢ全󠄃まつたこゝろをもてこれをなせるをりたればわれなんぢとゞめてつみわれをかさしめざりきかれふるるをゆるさざりしはこれがためなり 〔創世記20章6節〕
〔創世記31章24節〕
24 かみよるゆめにスリアびとラバンにのぞみてなんぢつゝしみてよきあしきもヤコブに道󠄃いふなかれとこれつげたまへり
〔創世記31章29節〕
29 汝等なんぢら害󠄅がいをくはふるのちからわがにありされ汝等なんぢら父󠄃ちゝかみ昨夜さくやわれつげなんぢつゝしみてよきあしきもヤコブにいふべからずといへり
〔ヨブ記33章14節〕
14 まことにかみ一度ひとたび二度ふたゝび吿示つげしめしたまふなれどひとこれをさとらざるなり~(17) かくしてひとにそのあしわざはなれしめ 傲慢たかぶりひとなかよりのぞき 〔ヨブ記33章17節〕
〔箴言29章1節〕
1 しばしばせめられてもなほ强項かたくななるものすくはるることなくして猝然にはかほろぼされん
that just
〔イザヤ書53章11節〕
11 かれはおのがたましひの煩勞いたづきをみてこゝろたらはん わがたゞしきしもべはその知識ちしきによりておほくのひととし又󠄂またかれらの不義ふぎをおはん
〔ゼカリヤ書9章9節〕
9 シオンのむすめおほいよろこべヱルサレムのむすめよばはれなんぢわうなんぢきたかれ正義ただしくして拯救すくひたまは柔和にうわにして驢馬ろばすなは牝驢馬めろばなるこまるなり
〔マタイ傳27章4節〕
4 『われつみなきのりてつみをかしたり』かれらいふ『われらなんあづからん、なんぢみづからあたるべし』
〔マタイ傳27章24節〕
24 ピラトはなにかひなくかへつてらんにならんとするをて、みづをとり群衆ぐんじゅうのまへにあらひてふ『このひとにつきてわれつみなし、なんぢみづからあたれ』
〔ルカ傳23章41節〕
41 われらはししことむくいくるなれば當然たうぜんなり。されどひとなにぜんをもさざりき』
〔ルカ傳23章47節〕
47 百卒長ひゃくそつちゃうこのりしことて、かみあがめてふ『じつにこのひと義人ぎじんなりき』
〔ペテロ前書2章22節〕
22 かれつみをかさず、そのくち虛僞いつはりなく、
〔ヨハネ第一書2章1節〕
1 わが若子わくごよ、これらのことおくるは、なんぢらがつみをかさざらんためなり。ひともしつみをかさば、我等われらのために父󠄃ちち前󠄃まへ助主たすけぬしあり、すなはなるイエス・キリストなり。

前に戻る 【マタイ傳27章20節】

祭司長さいしちゃう長老ちゃうらうら、群衆ぐんじゅうにバラバのゆるされんこと請󠄃はしめ、イエスをほろぼさんことをすゝむ。
But the chief priests and elders persuaded the multitude that they should ask Barabbas, and destroy Jesus.


persuaded
〔マルコ傳15章11節〕
11 れど祭司長さいしちゃう群衆ぐんじゅうそゝのかし、かへつてバラバをゆるさんことをねがはしむ。
〔使徒行傳14章18節〕
18 ひてからうじて群衆ぐんじゅうおのれらに犧牲いけにへさゝげんとするをとゞめたり。
〔使徒行傳14章19節〕
19 しかるに數人すにんのユダヤびと、アンテオケおよびイコニオムよりきたり、群衆ぐんじゅうすゝめ、しかしてパウロをいしにてち、すでにたりとおもひてまちそといだせり。
〔使徒行傳19章23節〕
23 そのころこの道󠄃みちきて一方ひとかたならぬ騷擾さわぎおこれり。~(29) かくまちこぞりてさわち、人々ひとびとパウロの同行どうかうしゃなるマケドニヤびとガイオとアリスタルコとをとらへ、こゝろひとつにして劇場げきじゃう押入おしいりたり。 〔使徒行傳19章29節〕
should
〔ルカ傳23章18節〕
18 民衆みんしゅうともにさけびてふ『このひとのぞけ、われらにバラバをゆるせ』~(20) ピラトはイエスをゆるさんとほっして、ふたゝかれらにげたれど、 〔ルカ傳23章20節〕
〔ヨハネ傳18章40節〕
40 かれらまたさけびて『このひとならず、バラバを』とふ、バラバは强盜がうたうなり。
〔ヨハネ傳19章15節〕
15 かれらさけびていふ『のぞけ、のぞけ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『われなんぢらのわう十字架じふじかにつくべけんや』祭司長さいしちゃうこたふ『カイザルのほかわれらにわうなし』
〔ヨハネ傳19章16節〕
16 こゝにピラト、イエスを十字架じふじかくるためにかれらにわたせり。
〔使徒行傳3章14節〕
14 なんぢらは、この聖󠄄者しゃうじゃ義人ぎじんいなみて、殺人者ひとごろしゆるさんことをもとめ、
〔使徒行傳3章15節〕
15 生命いのちきみころしたれど、かみはこれを死人しにんうちよりよみがへらせたまへり、われらは證人しょうにんなり。

前に戻る 【マタイ傳27章21節】

總督そうとくこたへてかれらにふ『二人ふたりうちいづれをゆるさんことねがふか』かれらいふ『バラバなり』
The governor answered and said unto them, Whether of the twain will ye that I release unto you? They said, Barabbas.


前に戻る 【マタイ傳27章22節】

ピラトふ『さらばキリストととなふるイエスをわれいかにべきか』みないふ『十字架じふじかにつくべし』
Pilate saith unto them, What shall I do then with Jesus which is called Christ? They all say unto him, Let him be crucified.


What
〔ヨブ記31章31節〕
31 わがてんまくひといはずやかれにく飽󠄄あかざるものいづこにかあらんと
〔詩篇22章8節〕
8 かれはヱホバによりたのめりヱホバたすくべし ヱホバかれをよろこびたまふがゆゑにたすくべしと
〔詩篇22章9節〕
9 されどなんぢはわれを胎內はらのうちよりいだしたまへるものなり わがはゝのふところにありしときすでになんぢに依賴よりたのましめたまへり
〔イザヤ書49章7節〕
7 ヱホバ、イスラエルの贖主あがなひぬしイスラエルの聖󠄄者せいしやひとにあなどらるるもの たみにいみきらはるるもの をさたちにえきせらるるものにむかひて如此かくいひたまふ もろもろのわうてたちもろもろのきみはみてはいすべし これ信實まことあるヱホバ、イスラエルの聖󠄄者せいしやなんぢを選󠄄えらびたまへるがゆゑなり
〔イザヤ書53章2節〕
2 かれはしゆのまへにめばえのごとく かわきたるつちよりいづる樹株こかぶのごとくそだちたり われらがるべきうるはしきすがたなく うつくしきかたちはなく われらがしたふべき艶色みばえなし
〔イザヤ書53章3節〕
3 かれはあなどられてひとにすてられ 悲哀かなしみひとにして病患なやみをしれり またかほをおほひて避󠄃さくることをせらるるもののごとくあなどられたり われらもかれをたふとまざりき
〔ゼカリヤ書11章8節〕
8 われ一月ひとつき牧者ぼくしやにんたてわれこゝろかれらをいとひしが彼等かれらこゝろわれにくめり
〔マタイ傳27章17節〕
17 されば人々ひとびとあつまれるとき、ピラトふ『なんぢらたれゆるさんことをねがふか。バラバなるか、キリストととなふるイエスなるか』
〔マルコ傳14章55節〕
55 さて祭司長さいしちゃうおよ全󠄃ぜん議會ぎくわい、イエスをさだめんとて、證據しょうこもとむれどもず。
〔マルコ傳15章12節〕
12 ピラトまたこたへてふ『さらばなんぢらがユダヤびとわうとなふるものをわれ如何いかべきか』~(14) ピラトふ『そもかれなに惡事あくじしたるか』かれらはげしくさけびて『十字架じふじかにつけよ』とふ。 〔マルコ傳15章14節〕
〔ルカ傳23章20節〕
20 ピラトはイエスをゆるさんとほっして、ふたゝかれらにげたれど、~(24) ここにピラトそのもとめごとくすべしと言渡いひわたし、 〔ルカ傳23章24節〕
〔ヨハネ傳19章14節〕
14 この過󠄃越すぎこし準備そなへにて、ときは《[*]》第六時だいろくじごろなりき。ピラト、ユダヤびとにいふ『よ、なんぢらのわうなり』[*今の正午頃ならん。]
〔ヨハネ傳19章15節〕
15 かれらさけびていふ『のぞけ、のぞけ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『われなんぢらのわう十字架じふじかにつくべけんや』祭司長さいしちゃうこたふ『カイザルのほかわれらにわうなし』
〔使徒行傳13章38節〕
38 このゆゑ兄弟きゃうだいたちよ、なんぢれ。このひとによりてつみゆるしのなんぢらにつたへらるることを。

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ピラトふ『かれなに惡事あくじをなしたるか』かれはげしくさけびていふ『十字架じふじかにつくべし』
And the governor said, Why, what evil hath he done? But they cried out the more, saying, Let him be crucified.


But
〔マタイ傳21章38節〕
38 農夫のうふどもたがひふ「これは世嗣よつぎなり、いざころして、その嗣業しげふらん」
〔マタイ傳21章39節〕
39 かくこれをとらへ葡萄園ぶだうぞのそと逐󠄃いだしてころせり。
〔使徒行傳7章57節〕
57 こゝかれ大聲おほごゑさけびつつ、みみおほこゝろひとつにしてり、
〔使徒行傳17章5節〕
5 こゝにユダヤびとねたみ起󠄃おこしていち無賴者あぶれものをかたらひ、群衆ぐんじゅうあつめてまちさわがし、又󠄂またふたりを集民しふみん前󠄃まへいださんとしてヤソンのいへかこみしが、~(7) ヤソン迎󠄃むかれたり。この曹輩ともがらみなカイザルの詔勅みことのりにそむきほかにイエスとわうありとふ』 〔使徒行傳17章7節〕
〔使徒行傳21章28節〕
28 『イスラエルの人々ひとびとたすけよ、このひとはいたるところにてたみ律法おきて所󠄃ところとにもとれることを人々ひとびとをしふるものなり、しかのみならずギリシヤびとみや率󠄃れて聖󠄄せいなる所󠄃ところをもけがしたり』~(31) かれらパウロをころさんとしとき、軍隊ぐんたい千卒長せんそつちゃうに、エルサレムぢゅうさわぎてりとのこときこえたれば、 〔使徒行傳21章31節〕
〔使徒行傳22章22節〕
22 人々ひとびとききたりしがことばおよび、こゑげてふ『かくのごときものをばよりのぞけ、かしおくべきものならず』
〔使徒行傳22章23節〕
23 さけびつつころも脫󠄁ぎすて、ちり空󠄃中くうちゅうきたれば、
〔使徒行傳23章10節〕
10 紛爭あらそひいよいよはげしくりたれば、千卒長せんそつちゃう、パウロのかれらにひきさかれんことをおそれ、兵卒へいそつどもにめいじてくだりゆかしめ、かれらのなかより引取ひきとりて陣營ぢんえいきたらしめたり。
〔使徒行傳23章12節〕
12 夜明よあけになりてユダヤびと徒黨とたうみ、盟約うけひてて、パウロをころすまでは飮食󠄃のみくひせじとふ。~(15) さればなんぢなほ詳細つまびらかしらべんとするさまして、かれなんぢらのもとくだらすることを議會ぎくわいとともに千卒長せんそつちゃううったへよ。我等われらその近󠄃ちかくならぬうちころ準備そなへをなせり』 〔使徒行傳23章15節〕
Why
〔創世記37章18節〕
18 ヨセフの彼等かれら近󠄃ちかづかざる前󠄃まへかれこれはるかてこれをころさんとはか
〔創世記37章19節〕
19 たがひにいひけるは作夢者ゆめみるものきたる
〔サムエル前書19章3節〕
3 われいでゆきてなんぢがをるにてわが父󠄃ちゝかたはらにたちわが父󠄃ちゝとともになんぢことかたらはんしかしてわれそのこと如何いかなるをなんぢぐべし~(15) サウル使者つかひをつかはしダビデをさせんとていひけるはかれをとこのままわれにたづさきたれわれこれをころさん 〔サムエル前書19章15節〕
〔サムエル前書20章31節〕
31 ヱサイのこのにながらふるあひだはなんぢなんぢくらゐかたくたつを是故このゆえいまひとをつかはしてかれをわがもとひききたれかれぬべきものなり~(33) ここにおいてサウル、ヨナタンをうたんとてなげやりをさしあげたりヨナタンすなはちその父󠄃ちゝのダビデをころさんときはめしをしれり 〔サムエル前書20章33節〕
〔サムエル前書22章14節〕
14 アヒメレクわうにこたへていひけるはなんぢ臣僕しもべのうちたれかダビデのごとく忠義ちゆうぎなるかれわう婿むこにしてしたしくなんぢまみゆるものなんぢいへ尊󠄅たふとまるるものにあらずや~(19) かれまた刃󠄃やいば祭司さいしまちノブを刃󠄃やいばをもてをとこをんな童稚こども嬰孩ちのみごうし驢馬ろばひつじころせり
〔サムエル前書22章19節〕

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ピラトはなにかひなくかへつてらんにならんとするをて、みづをとり群衆ぐんじゅうのまへにあらひてふ『このひとにつきてわれつみなし、なんぢみづからあたれ』
When Pilate saw that he could prevail nothing, but that rather a tumult was made, he took water, and washed his hands before the multitude, saying, I am innocent of the blood of this just person: see ye to it.


and washed
〔申命記21章6節〕
6 しかしてそのひところされをりしところもつと近󠄃ちかまち長老等としよりたちそのたににてくびをりたるうしうへにおいてあら
〔申命記21章7節〕
7 こたへていふべしわれらのはこのながさずわれらのはこれをざりしなり
〔ヨブ記9章30節〕
30 われ雪󠄃ゆきみづをもてあら灰󠄃汁あくをもて潔󠄄きよむるとも
〔ヨブ記9章31節〕
31 なんぢわれをけがらはしき穴󠄄あななかおとしいれたまはん しかしてわがころもわれいとふにいたらん
〔詩篇26章6節〕
6 われをあらひてつみなきをあらはす ヱホバよかくてなんぢの祭壇さいだんをめぐり
〔エレミヤ記2章27節〕
27 彼等かれらにむかひてなんぢわが父󠄃ちゝなりといひまたいしにむかひてなんぢわれうみみたりといふ彼等かれらわれにむけてそのかほをわれにけずされど彼等かれらわざはひにあふときは起󠄃たちてわれらをすくたまへといふ
〔エレミヤ記2章35節〕
35 されどなんぢいふわれはつみなしゆゑにそのいかりはかならずわれのぞまじとみよなんぢわれつみをかさざりしといふによりわれなんぢとあらそふべし
just
〔マタイ傳27章4節〕
4 『われつみなきのりてつみをかしたり』かれらいふ『われらなんあづからん、なんぢみづからあたるべし』
〔マタイ傳27章9節〕
9 ここに預言者よげんしゃエレミヤによりてはれたることば成就じゃうじゅしたり。いはく『かくて《[*]》かれ値積ねづもられしもの、すなはちイスラエルのらが値積ねづもりしものあたひぎん三十さんじふをとりて、[*或は「われ」と譯す。]
〔マタイ傳27章54節〕
54 百卒長ひゃくそつちゃうおよびこれともにイエスをまもりゐたるものども、地震ぢしんとそのりしこととをて、いたおそれ『かれかみなりき』とへり。
〔ヨハネ傳19章4節〕
4 ピラトふたゝでて人々ひとびとにいふ『よ、このひとなんぢらにひきいだす、これはなにつみあるをもぬことをなんぢらのらんためなり』
〔使徒行傳3章14節〕
14 なんぢらは、この聖󠄄者しゃうじゃ義人ぎじんいなみて、殺人者ひとごろしゆるさんことをもとめ、
〔コリント後書5章21節〕
21 かみつみたまはざりしものわれらのかわりつみとなしたまへり、これわれらがかれりてかみとなるをんためなり。
〔ペテロ前書3章18節〕
18 キリストもなんぢらをかみ近󠄃ちかづかせんとて、たゞしきものたゞしからぬものかはりて、ひとたびつみのために《[*]》たまへり、かれ肉體にくたいにてころされ、れいにてかされたまへるなり。[*異本「苦難を受け給へり」とあり。]

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たみみなこたへてふ『は、われらとわれらの子孫しそんとにすべし』
Then answered all the people, and said, His blood be on us, and on our children.


His
〔民數紀略35章33節〕
33 なんぢらそのをるところのけがすべからずけがすなりうへながせるこれながせるものをもてするにあらざればあがなふことをざるなり
〔申命記19章10節〕
10 これなんぢかみヱホバのなんぢあたへて產業さんげふとなさしめたまふつみなきものながすことなからんためなりかくせずばそのなんぢせん
〔申命記19章13節〕
13 なんぢかれをあはるべからずつみなきものながせるとがをイスラエルよりのぞくべししかせばなんぢ福祉さいはひあらん
〔ヨシュア記2章19節〕
19 すべなんぢいへかどいで街衢ちまたきたものはその自身みづからかうべすべしわれらはつみなしされどもしなんぢとともにいへにをるものをくはふることをせばそのわれらのかうべすべし
〔サムエル後書1章16節〕
16 ダビデかれにいひけるはなんぢなんぢかうべせよなんぢくちづからわれヱホバのあぶらそそぎしものをころせりといひておのれにむかひてあかしをたつればなり
〔サムエル後書3章28節〕
28 そののちダビデきゝていひけるはわれわがくにはネルのアブネルのにつきてヱホバのまへにながつみあることなし
〔サムエル後書3章29節〕
29 そのつみはヨアブのかうべその父󠄃ちゝ全󠄃家ぜんかせよねがはくはヨアブのいへにははくだくやむものからいびやうにんつゑよるものかつるぎたふるものか食󠄃物しよくもつとぼしきものゆることあらざれと
〔列王紀略上2章32節〕
32 又󠄂またヱホバはヨアブのそのかうべしたまふべしかれおのれよりもただしかつよかりしふたりひとかたなをもてこれをころしたればなりすなはちイスラエルのぐんかしらネルのアブネルとユダのぐんかしらヱテルのアマサをころせりしかるにわが父󠄃ちゝダビデはあづかしらざりき
〔列王紀略下24章3節〕
3 このこと全󠄃まつたくヱホバのめいによりてユダにのぞみしものにてユダをヱホバの前󠄃まへよりはらのぞかんがためなりきこれはマナセがそのすべてなす所󠄃ところにおいてつみをかしたるにより
〔列王紀略下24章4節〕
4 また無辜つみなきひとをながし無辜つみなきひとをヱルサレムにみたしたるによりてなりヱホバはそのつみゆるすことをなしたまはざりき
〔詩篇109章12節〕
12 かれにめぐみをあたふるひとひとりだになく かれの孤子みなしごをあはれむものもなく~(19) ねがはくはのろひをおのれのきたるころものごとくおびのごとくなしてつねにみづからまとはんことを 〔詩篇109章19節〕
〔エゼキエル書22章2節〕
2 ひとなんぢさばかんとするやこのながすところのまちさばかんとするやなんぢこれにそのもろ〳〵憎にくむべきことしめして~(4) なんぢはそのながせるによりてつみそのなしれる偶像ぐうざうをもてけがなんぢ近󠄃ちかづかせすでになんぢとしにいたれりこのゆゑわれなんぢ國々くに〴〵あざけりとならしめ萬國ばんこくわらひとならしむべし 〔エゼキエル書22章4節〕
〔エゼキエル書24章7節〕
7 かれはそのなかにありかれかわけるいはうへにこれをおけりこれをつちにそそぎてちりおほはれしめず~(9) このゆゑしゆヱホバかくわざはひなるかなながるるまちわれまたそのたきゞつかおほいにすべし 〔エゼキエル書24章9節〕
〔マタイ傳21章44節〕
44 このいしうへたふるるものはくだけ、又󠄂またこのいしひとのうへにたふるれば、ひと微塵みじんとせん』
〔マタイ傳23章30節〕
30われらもし先祖せんぞときにありしならば、預言者よげんしゃながすことにくみせざりしものを」と。~(37) ああエルサレム、エルサレム、預言者よげんしゃたちをころし、遣󠄃つかはされたる人々ひとびといしにてものよ、牝鷄めんどりのそのひなつばさしたあつむるごとく、われなんぢのどもをあつめんとしこと幾度いくたびぞや、れどなんぢらはこのまざりき。 〔マタイ傳23章37節〕
〔使徒行傳5章28節〕
28我等われらかのによりてをしふることをかたきんぜしに、よ、なんぢらはをしへをエルサレムに滿みたし、かのひとわれらに負󠄅はせんとす』
〔使徒行傳7章52節〕
52 なんぢらの先祖せんぞたちは預言者よげんしゃのうちのたれをか迫󠄃害󠄅はくがいせざりし。かれらは義人ぎじんきたるをあらかじめげしものころし、なんぢらはいまこの義人ぎじんり、かつころものとなれり。
〔テサロニケ前書2章15節〕
15 ユダヤびとしゅイエスをも預言者よげんしゃをもころし、われらを追󠄃いだし、
〔テサロニケ前書2章16節〕
16 われらが異邦人いはうじんかたりてすくひさせんとするをこばみ、かみよろこばせず、かつ萬民ばんみん逆󠄃さからひ、かくしてつねおのつみみたすなり。しかしてかみいかりは、かれらにのぞみてそのきはみいたれり。
〔ヘブル書10章28節〕
28 モーセの律法おきてなみするもの慈悲じひくることなく、二三人にさんにん證人しょうにんによりていたる。~(30)あたかへすはわれり、われこれむくいん』とひ、また『しゅそのたみさばかん』とたまひしものわれらはるなり。 〔ヘブル書10章30節〕
and
〔出エジプト記20章5節〕
5 これをがむべからずこれにつかふべからずわれヱホバなんぢかみねたかみなればわれにくものにむかひては父󠄃ちゝつみにむくいてさんだいにおよぼし
〔エゼキエル書18章14節〕
14 又󠄂またうまれんにその父󠄃ちゝのなせるもろ〳〵つみしかども斯有かかることをおこなはず~(32) われ死者しぬるものこのまざるなりされなんぢくいいきしゆヱホバこれをふ 〔エゼキエル書18章32節〕

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こゝにピラト、バラバをかれらにゆるし、イエスをむちうちて十字架じふじかにつくるためわたせり。

Then released he Barabbas unto them: and when he had scourged Jesus, he delivered him to be crucified.


released
〔マルコ傳15章15節〕
15 ピラト群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみ滿みたさんとて、バラバをゆるし、イエスをむちうちたるのち、十字架じふじかにつくるためにわたせり。
〔ルカ傳23章25節〕
25 そのもとむるままに、かの一揆いっき殺人ひとごろしとのゆゑによりてひとやれられたるものゆるし、イエスをわたしてかれらのこゝろままならしめたり。
scourged
〔イザヤ書50章6節〕
6 われをむちうつものにわがをまかせわがひげをぬくものにわがほゝをまかせ はぢつばきとをさくるためにかほをおほふことをせざりき
〔イザヤ書53章5節〕
5 かれはわれらのとがのためにきずつけられ われらの不義ふぎのためにくだかれ みづから懲罰こらしめをうけてわれらに平󠄃安やすきをあたふ そのうたれしきずによりてわれらは癒󠄄いやされたり
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔マルコ傳10章34節〕
34 異邦人いはうじん嘲弄てうろうし、つばきし、むちうち、遂󠄅つひころさん、かくかれ三日みっかのちよみがへるべし』
〔ルカ傳18章32節〕
32 ひと異邦人いはうじんわたされ、嘲弄てうろうせられ、はづかしめられ、つばきせられん。
〔ルカ傳18章33節〕
33 かれこれをむちうち、かつころさん。かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔ルカ傳23章16節〕
16 さればこらしめてこれゆるさん』
〔ルカ傳23章24節〕
24 ここにピラトそのもとめごとくすべしと言渡いひわたし、
〔ルカ傳23章25節〕
25 そのもとむるままに、かの一揆いっき殺人ひとごろしとのゆゑによりてひとやれられたるものゆるし、イエスをわたしてかれらのこゝろままならしめたり。
〔ヨハネ傳19章1節〕
1 こゝにピラト、イエスをとりてむちうつ。
〔ヨハネ傳19章16節〕
16 こゝにピラト、イエスを十字架じふじかくるためにかれらにわたせり。
〔ペテロ前書2章24節〕
24 うへかゝりて、みづからわれらのつみおの負󠄅たまへり。これわれらがつみきてに、きてきんためなり。なんぢらはかれきずによりて癒󠄄いやされたり。

前に戻る 【マタイ傳27章27節】

ここに總督そうとく兵卒へいそつども、イエスを官邸くわんていにつれゆき、全󠄃ぜんたい御許みもとあつめ、
Then the soldiers of the governor took Jesus into the common hall, and gathered unto him the whole band of soldiers.


band
〔ヨハネ傳18章3節〕
3 かくてユダは一組ひとくみ兵隊へいたい祭司長さいしちゃう・パリサイびとよりの下役したやくどもとをけて、炬火たいまつ燈火ともしび武器ぶきたづさへて此處ここにきたる。
〔使徒行傳10章1節〕
1 ここにカイザリヤにコルネリオといふひとあり、イタリヤたいとなふる軍隊ぐんたい百卒長ひゃくそつちゃうなるが、
〔使徒行傳27章1節〕
1 すでに我等われらをイタリヤにわたらしむることさだまりたれば、パウロおよびそのほか數人すにん囚人めしうど近󠄃衞このゑたい百卒長ひゃくそつちゃうユリアスとひとわたせり。
common hall
〔マルコ傳15章16節〕
16 兵卒へいそつどもイエスを官邸くわんてい中庭なかにはれゆき、全󠄃ぜんたいあつめて、
〔ヨハネ傳18章28節〕
28 かく人々ひとびとイエスをカヤパのもとより官邸くわんていにひきゆく、とき夜明よあけなり。かれ過󠄃越すぎこし食󠄃しょくをなさんために、汚穢けがれけじとておのれらは官邸くわんていらず。
〔ヨハネ傳18章33節〕
33 こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』
〔ヨハネ傳19章8節〕
8 ピラトこのことばをききて增々ますますおそれ、
〔ヨハネ傳19章9節〕
9 ふたゝ官邸くわんていりてイエスにふ『なんぢは何處いづこよりぞ』イエスこたへをなしたまはず。
〔使徒行傳23章35節〕
35なんぢうったふるものきたらんとき、なほつまびらかになんぢのことをかん』とひ、かつめいじて、ヘロデでの官邸くわんていこれまもらしめたり。

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そのころもをはぎて、緋色ひいろ上衣うはぎをきせ、
And they stripped him, and put on him a scarlet robe.


a scarlet robe
無し
stripped
〔マルコ傳15章17節〕
17 かれ紫色むらさきころもせ、いばら冠冕かんむりみてかむらせ、
〔ルカ傳23章11節〕
11 ヘロデその兵卒へいそつともにイエスをあなどり、かつ嘲弄てうろうし、華美はなやかなるころもせて、ピラトに返󠄄かへす。
〔ヨハネ傳19章2節〕
2 兵卒へいそつどもいばらにて冠冕かんむりをあみ、そのかうべにかむらせ、紫色むらさき上衣うはぎをきせ、~(5) こゝにイエスいばら冠冕かんむりをかむり、紫色むらさき上衣うはぎをきてたまへば、ピラトふ『よ、このひとなり』 〔ヨハネ傳19章5節〕

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いばら冠冕かんむりみて、そのかうべかむらせ、あしみぎにもたせかつその前󠄃まへひざまづき、嘲弄てうろうしてふ『ユダヤびとわうやすかれ』
And when they had platted a crown of thorns, they put it upon his head, and a reed in his right hand: and they bowed the knee before him, and mocked him, saying, Hail, King of the Jews!


Hail
〔マタイ傳26章49節〕
49 かくてたゞちにイエスに近󠄃ちかづき『ラビ、やすかれ』といひて接吻くちつけしたれば、
〔マタイ傳27章37節〕
37 そのかうべうへに『これはユダヤびとわうイエスなり』としるしたる罪標すてふだきたり。
〔マルコ傳15章18節〕
18 『ユダヤびとわうやすかれ』とれいをなしはじめ、
〔ルカ傳23章36節〕
36 兵卒へいそつどもも嘲弄てうろうしつつ、近󠄃ちかよりて葡萄酒ぶだうしゅをさしいだしてふ、
〔ルカ傳23章37節〕
37 『なんぢしユダヤびとわうならば、おのれすくへ』
〔ヨハネ傳19章3節〕
3 御許みもと進󠄃すゝみてふ『ユダヤびとわうやすかれ』しかして手掌てのひらにててり。
platted
〔詩篇35章15節〕
15 されどかれらはわがたふれんとせしときよろこびつどひわがしらざりしとき匪類をこのものあつまりきたりてわれをせめ われをさきてやめざりき
〔詩篇35章16節〕
16 かれらは洒宴しゆえんにてきたなきことをのぶる嘲笑者あざけりびとのごとくわれにむかひてをかみならせり
〔詩篇69章7節〕
7 われはなんぢのためにそしりをおひはぢはわがかほをおほひたればなり
〔詩篇69章19節〕
19 なんぢはわがうくるそしりとはぢと侮辱あなどりとをしりたまへり わがてきはみななんぢのみまへにあり
〔詩篇69章20節〕
20 譭謗そしりわがこゝろをくだきぬればわれいたくわづらへり われ憐憫あはれみをあたふるものをまちたれど一人ひとりだになくなぐさむるものをまちたれど一人ひとりをもみざりき
〔イザヤ書49章7節〕
7 ヱホバ、イスラエルの贖主あがなひぬしイスラエルの聖󠄄者せいしやひとにあなどらるるもの たみにいみきらはるるもの をさたちにえきせらるるものにむかひて如此かくいひたまふ もろもろのわうてたちもろもろのきみはみてはいすべし これ信實まことあるヱホバ、イスラエルの聖󠄄者せいしやなんぢを選󠄄えらびたまへるがゆゑなり
〔イザヤ書53章3節〕
3 かれはあなどられてひとにすてられ 悲哀かなしみひとにして病患なやみをしれり またかほをおほひて避󠄃さくることをせらるるもののごとくあなどられたり われらもかれをたふとまざりき
〔エレミヤ記20章7節〕
7 ヱホバよなんぢわれをすゝめたまひてわれそのすすめしたがへりなんぢわれをとらへてわれ勝󠄃かちたまへりわれ日々ひびひとわらひとなりひとみなわれあざけりぬ
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔ヘブル書12章2節〕
2 信仰しんかう導󠄃師みちびきてまたこれ全󠄃まったうするものなるイエスをあふるべし。かれはその前󠄃まへかれたる歡喜よろこびのために、はぢをもいとはずして十字架じふじかをしのび、遂󠄅つひかみ御座みくらみぎたまへり。
〔ヘブル書12章3節〕
3 なんぢらつかれてこゝろうしなふことなからんために、罪人つみびとらのおのれ逆󠄃さからひしことを忍󠄄しのたまへるものをおもへ。

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またこれつばきし、かのあしをとりてかうべたゝく。
And they spit upon him, and took the reed, and smote him on the head.


(Whole verse)
〔ヨブ記30章8節〕
8 かれらは愚蠢おろかなるもの いやしむべきものにしてくによりうちいださる~(10) かれらわれいとふて遠󠄄とほわれはなれ またわがかほつばきすることをいなまず 〔ヨブ記30章10節〕
〔イザヤ書49章7節〕
7 ヱホバ、イスラエルの贖主あがなひぬしイスラエルの聖󠄄者せいしやひとにあなどらるるもの たみにいみきらはるるもの をさたちにえきせらるるものにむかひて如此かくいひたまふ もろもろのわうてたちもろもろのきみはみてはいすべし これ信實まことあるヱホバ、イスラエルの聖󠄄者せいしやなんぢを選󠄄えらびたまへるがゆゑなり
〔イザヤ書50章6節〕
6 われをむちうつものにわがをまかせわがひげをぬくものにわがほゝをまかせ はぢつばきとをさくるためにかほをおほふことをせざりき
〔イザヤ書52章14節〕
14 さきにはおほくのひとかれをておどろきたり(その面貌おもつらはそこなはれてひとことなりその形容かたちはおとろへてひととことなれり)
〔イザヤ書53章3節〕
3 かれはあなどられてひとにすてられ 悲哀かなしみひとにして病患なやみをしれり またかほをおほひて避󠄃さくることをせらるるもののごとくあなどられたり われらもかれをたふとまざりき
〔イザヤ書53章7節〕
7 かれはくるしめらるれどもみづから謙󠄃へりくだりてくちをひらかず 屠場ほふりばにひかるる羔羊こひつじごとをきるもののまへにもだすひつじごとくしてそのくちをひらかざりき
〔ミカ書5章1節〕
1 軍隊ぐんたいむすめいまなんぢあつまりてたいをつくれ てきわれらをせめかこつゑをもてイスラエルの士師さばきびとほゝ
〔マタイ傳26章67節〕
67 ここにかれその御顏みかほつばきこぶしにてち、あるものどもは手掌てのひらにてたゝきて
〔マルコ傳15章19節〕
19 またあしにて、かうべをたたき、つばきし、ひざまづきてはいせり。
〔ルカ傳18章32節〕
32 ひと異邦人いはうじんわたされ、嘲弄てうろうせられ、はづかしめられ、つばきせられん。
〔ルカ傳18章33節〕
33 かれこれをむちうち、かつころさん。かくかれ三日みっかめによみがへるべし』

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かく嘲弄てうろうしてのち、上衣うはぎぎて、もところもをきせ、十字架じふじかにつけんとてきゆく。

And after that they had mocked him, they took the robe off from him, and put his own raiment on him, and led him away to crucify him.


and led
〔民數紀略15章35節〕
35 ときにヱホバ、モーセにいひたまひけるはそのひとはかならずころさるべきなり全󠄃ぜん會衆くわいしうえいそとにていしをもてこれうつべしと
〔列王紀略上21章10節〕
10 又󠄂またよこしまなるひと二人ふたりかれのまへにせしめかれむかひてあかししてなんぢかみわうのろひたりといはしめよかくしてかれひきいだいしにてうちしなしめよと
〔列王紀略上21章13節〕
13 とき二人ふたりよこしまなるひといりきたりてその前󠄃まへそのよこしまなるひとたみのまへにてナボテにむかひあかしをなしてふナボテかみわうのろひたりと人衆ひと〴〵かれまちそとひきいだいしにてこれうちしなしめたり
〔イザヤ書53章7節〕
7 かれはくるしめらるれどもみづから謙󠄃へりくだりてくちをひらかず 屠場ほふりばにひかるる羔羊こひつじごとをきるもののまへにもだすひつじごとくしてそのくちをひらかざりき
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔マタイ傳21章39節〕
39 かくこれをとらへ葡萄園ぶだうぞのそと逐󠄃いだしてころせり。
〔ヨハネ傳19章16節〕
16 こゝにピラト、イエスを十字架じふじかくるためにかれらにわたせり。
〔ヨハネ傳19章27節〕
27 また弟子でしひたまふ『よ、なんぢのははなり』このときより、その弟子でしかれをおのいへけたり。
〔使徒行傳7章58節〕
58 ステパノをまちより逐󠄃ひいだし、いしにててり。證人しょうにんらそのころもをサウロといふ若者わかもの足下あしもとけり。
〔ヘブル書13章12節〕
12 このゆゑにイエスもおのをもてたみ潔󠄄きよめんがために、もんそとにて苦難くるしみたまへり。

前に戻る 【マタイ傳27章32節】

そのづるとき、シモンといふクレネびとにあひしかば、ひてこれにイエスの十字架じふじかをおはしむ。
And as they came out, they found a man of Cyrene, Simon by name: him they compelled to bear his cross.


Cyrene
〔使徒行傳2章10節〕
10 フルギヤ、パンフリヤ、エジプト、リビヤのクレネに近󠄃ちか地方ちはうなどに住󠄃もの、ロマよりの旅人たびびと――ユダヤびとおよび改宗者かいしゅうしゃ――
〔使徒行傳6章9節〕
9 こゝとなふる《[*]》リベルテンの會堂くわいだうおよびクレネびと、アレキサンデリヤびと、またキリキヤとアジヤとのひとしょ會堂くわいだうより人々ひとびと起󠄃ちてステパノとろんぜしが、[*「自由を得し者」との義なり。]
〔使徒行傳11章20節〕
20 そのうちにクブロおよびクレネのひと數人すにんありて、アンテオケにきたりしとき、ギリシヤびとにもかたりてしゅイエスの福音󠄃ふくいん宣傳のべつたふ。
〔使徒行傳13章1節〕
1 アンテオケの敎會けうくわいにバルナバ、ニゲルととなふるシメオン、クレネびとルキオ、國守こくしゅヘロデの乳󠄃兄弟きゃうだいマナエンおよびサウロなどいふ預言者よげんしゃ敎師けうしとあり。
as
〔レビ記4章3節〕
3 またもしあぶらそゝがれし祭司さいしつみをかしてたみつみおとしいるゝごときことあらばそのをかせしつみのために全󠄃まつたこうしわかもの罪祭ざいさいとしてヱホバにさゝぐべし
〔レビ記4章12節〕
12 すべてそのうしはこれをえいそとたづさへいだして灰󠄃はひすつなる淸淨きよきところにいたりをもてこれを薪柴たきゞうへやくべしすなはこれ灰󠄃はひすてどころやくべきなり
〔レビ記4章21節〕
21 かくしてかれそのうしえいそとにたづさへいだ初次はじめうしやきしごとくにこれをやくべしこれすなはち會衆くわいしう罪祭ざいさいなり
〔民數紀略15章35節〕
35 ときにヱホバ、モーセにいひたまひけるはそのひとはかならずころさるべきなり全󠄃ぜん會衆くわいしうえいそとにていしをもてこれうつべしと
〔民數紀略15章36節〕
36 全󠄃ぜん會衆くわいしうすなはちこれえいそとひきいだしいしをもてこれをうちころしヱホバのモーセにめいじたまへるごとくせり
〔列王紀略上21章10節〕
10 又󠄂またよこしまなるひと二人ふたりかれのまへにせしめかれむかひてあかししてなんぢかみわうのろひたりといはしめよかくしてかれひきいだいしにてうちしなしめよと
〔列王紀略上21章13節〕
13 とき二人ふたりよこしまなるひといりきたりてその前󠄃まへそのよこしまなるひとたみのまへにてナボテにむかひあかしをなしてふナボテかみわうのろひたりと人衆ひと〴〵かれまちそとひきいだいしにてこれうちしなしめたり
〔使徒行傳7章58節〕
58 ステパノをまちより逐󠄃ひいだし、いしにててり。證人しょうにんらそのころもをサウロといふ若者わかもの足下あしもとけり。
〔ヘブル書13章11節〕
11 だい祭司さいしつみのために活物いきものたづさへて聖󠄄所󠄃せいじょり、その活物いきものからだ陣營ぢんえいそとにてかるるなり。
〔ヘブル書13章12節〕
12 このゆゑにイエスもおのをもてたみ潔󠄄きよめんがために、もんそとにて苦難くるしみたまへり。
they found
〔マタイ傳16章24節〕
24 こゝにイエス弟子でしたちにひたまふ『ひともしわれしたがきたらんとおもはば、おのれをすて、おの十字架じふじか負󠄅ひて、われしたがへ。
〔マルコ傳15章21節〕
21 ときにアレキサンデルとルポスとの父󠄃ちちシモンといふクレネびと田舍ゐなかよりきたりて通󠄃とほりかかりしに、ひてイエスの十字架じふじか負󠄅はせ、
〔ルカ傳23章26節〕
26 人々ひとびとイエスをきゆくとき、シモンといふクレネびと田舍ゐなかよりきたるをとらへ、十字架じふじか負󠄅はせてイエスのうしろしたがはしむ。

前に戻る 【マタイ傳27章33節】

かくてゴルゴタといふところすなは髑髏されかうべにいたり、
And when they were come unto a place called Golgotha, that is to say, a place of a skull,


Golgotha
〔マルコ傳15章22節〕
22 イエスをゴルゴタ、けば髑髏されかうべといふところけり。
〔ルカ傳23章27節〕
27 たみおほいなるむれと、なげかなしめるをんなたちのむれこれしたがふ。~(33) 髑髏されかうべといふところいたりて、イエスを十字架じふじかにつけ、また惡人あくにん一人ひとりをそのみぎ一人ひとりをそのひだり十字架じふじかにつく。 〔ルカ傳23章33節〕
〔ヨハネ傳19章17節〕
17 かれらイエスを受取うけとりたれば、イエスおのれ十字架じふじか負󠄅ひて髑髏されかうべ(ヘブルにてゴルゴダ)といふところでゆきたまふ。

前に戻る 【マタイ傳27章34節】

苦味にがみぜたる葡萄酒ぶだうしゅませんとしたるに、めて、まんとしたまはず。
They gave him vinegar to drink mingled with gall: and when he had tasted thereof, he would not drink.


gave
〔詩篇69章21節〕
21 かれらにがきくさをわがくひものにあたへ わがかわけるときにをのませたり
〔マタイ傳27章48節〕
48 たゞちにそのうち一人ひとりはしりゆきて海綿うみわたをとり、葡萄酒ぶだうしゅふくませ、あしにつけてイエスにましむ。
〔マルコ傳15章23節〕
23 かく沒藥もつやくぜたる葡萄酒ぶだうしゅあたへたれど、たまはず。
〔ヨハネ傳19章28節〕
28 こののちイエスよろづこと終󠄃をはりたるをりて、――聖󠄄書せいしょ全󠄃まったうせられんために――『われかわく』とたまふ。~(30) イエスその葡萄酒ぶだうしゅをうけてのちいひたまふ『ことをはりぬ』遂󠄅つひかうべをたれてれいをわたしたまふ。
〔ヨハネ傳19章30節〕
vinegar

前に戻る 【マタイ傳27章35節】

かれらイエスを十字架じふじかにつけてのち、くじをひきてころもをわかち、
And they crucified him, and parted his garments, casting lots: that it might be fulfilled which was spoken by the prophet, They parted my garments among them, and upon my vesture did they cast lots.


parted
〔マルコ傳15章24節〕
24 かれらイエスを十字架じふじかにつけ、しかしてたれなにるべきと、くじきてころも分󠄃わかつ、~(32) イスラエルのわうキリスト、いま十字架じふじかよりりよかし、らばわれしんぜん』とも十字架じふじかにつけられたるものどもも、イエスをのゝしりたり。
〔マルコ傳15章32節〕
〔ルカ傳23章34節〕
34 かくてイエスひたまふ『父󠄃ちちよ、かれらをゆるたまへ、その所󠄃ところらざればなり』かれらイエスのころも分󠄃わかちて䰗取くじとりにせり、
〔ヨハネ傳19章23節〕
23 兵卒へいそつどもイエスを十字架じふじかにつけしのち、そのころもをとりてつに分󠄃け、おのおのひとつをたり。また下衣したぎりしが、下衣したぎ縫󠄃目ぬひめなく、うへよりすべりたるものなれば、
〔ヨハネ傳19章24節〕
24 兵卒へいそつどもたがひにいふ『これをくな、たれがうるかくじにすべし』これは聖󠄄書せいしょ成就じゃうじゅせんためなり。いはく『かれらたがひにわがころもをわけ、わがきぬくじにせり』兵卒へいそつどもくなしたり。
that it
〔詩篇22章18節〕
18 かれらたがひにわがころもをわかちがしたぎをくじにす
they crucified
〔詩篇22章16節〕
16 そはいぬわれをめぐりあしきもののむれわれをかこみてわがおよびわがあしをさしつらぬけり
〔ヨハネ傳20章20節〕
20 ひてそのわきとをせたまふ、弟子でしたちしゅよろこべり。
〔ヨハネ傳20章25節〕
25 ほか弟子でしこれにふ『われらしゅたり』トマスいふ『われはそのくぎあと、わがゆびくぎあとにさしれ、わがをそのわき差入さしいるるにあらずばしんぜじ』
〔ヨハネ傳20章27節〕
27 またトマスにたまふ『なんぢのゆびをここにべて、わがよ、なんぢをのべて、わきにさしいれよ、しんぜぬものとならでしんずるものとなれ』
〔使徒行傳4章10節〕
10 なんぢ一同いちどうおよびイスラエルのたみみなれ、このひとすこやかになりてなんぢらの前󠄃まへつは、ナザレのイエス・キリスト、すなはなんぢらが十字架じふじかけ、かみ死人しにんうちよりよみがへらせたまひしものることを。

前に戻る 【マタイ傳27章36節】

かつそこにして、イエスをまもる。
And sitting down they watched him there;


(Whole verse)
〔マタイ傳27章54節〕
54 百卒長ひゃくそつちゃうおよびこれともにイエスをまもりゐたるものども、地震ぢしんとそのりしこととをて、いたおそれ『かれかみなりき』とへり。
〔マルコ傳15章39節〕
39 イエスにむかひててる百卒長ひゃくそつちゃう、かかるさまにていきたまひしをふ『にこのひとかみなりき』
〔マルコ傳15章44節〕
44 ピラト、イエスはにしかといぶかり、百卒長ひゃくそつちゃうびて、そのにしよりときしやいなやをひ、

前に戻る 【マタイ傳27章37節】

そのかうべうへに『これはユダヤびとわうイエスなり』としるしたる罪標すてふだきたり。
And set up over his head his accusation written, THIS IS JESUS THE KING OF THE JEWS.


his accusation
〔マルコ傳15章26節〕
26 その罪標すてふだには『ユダヤびとわう』としるせり。
〔ルカ傳23章38節〕
38 又󠄂またイエスのうへには『これはユダヤびとわうなり』との罪標すてふだあり。
〔ヨハネ傳19章19節〕
19 ピラト罪標すてふだきて十字架じふじかうへかゝぐ『ユダヤびとわう、ナザレのイエス』としるしたり。~(22) ピラトこたふ『わがしるしたることはしるしたるままに』
〔ヨハネ傳19章22節〕

前に戻る 【マタイ傳27章38節】

こゝにイエスとともに二人ふたり强盜がうたう十字架じふじかにつけられ、一人ひとりはそのみぎに、一人ひとりはそのひだりにおかる。
Then were there two thieves crucified with him, one on the right hand, and another on the left.


(Whole verse)
〔イザヤ書53章12節〕
12 このゆゑにわれかれをしておほいなるものとともにものをわかちとらしめん かれはつよきものとともに掠物えものをわかちとるべし かれはおのが靈魂たましひをかたぶけてにいたらしめとがあるものとともにかぞへられたればなり かれはおほくのひとつみをおひとがあるもののためにとりなしをなせり
〔マタイ傳27章44節〕
44 ともに十字架じふじかにつけられたる强盜がうたうどもも、おなことをもてイエスをのゝしれり。
〔マルコ傳15章27節〕
27 イエスとともに、二人ふたり强盜がうたう十字架じふじかにつけ、一人ひとりをそのみぎに、一人ひとりをそのひだりく。
〔マルコ傳15章28節〕
28 [なし]《[*]》[*異本「彼は罪人と共に數へられたりといへる聖󠄄書は成就したり」とあり。]
〔ルカ傳22章37節〕
37 われなんぢらにぐ「かれは愆人とがにんともかぞへられたり」としるされたるは、なし遂󠄅げらるべし。おほよわれかゝはることなし遂󠄅げらるればなり』
〔ルカ傳23章32節〕
32 またほか二人ふたり惡人あくにんをも、死罪しざいおこなはんとてイエスとともきゆく。
〔ルカ傳23章33節〕
33 髑髏されかうべといふところいたりて、イエスを十字架じふじかにつけ、また惡人あくにん一人ひとりをそのみぎ一人ひとりをそのひだり十字架じふじかにつく。
〔ルカ傳23章39節〕
39 十字架じふじかけられたる惡人あくにん一人ひとり、イエスをそしりてふ『なんぢはキリストならずや、おのれわれらとをすくへ』~(43) イエスたまふ『われまことなんぢぐ、今日けふなんぢはわれともにパラダイスにるべし』
〔ルカ傳23章43節〕
〔ヨハネ傳19章18節〕
18 其處そこにてかれらイエスを十字架じふじかにつく。又󠄂またほかに二人ふたりものをともに十字架じふじかにつけ、一人ひとりみぎに、一人ひとりひだりに、イエスを眞中まなかけり。
〔ヨハネ傳19章31節〕
31 この準備そなへなれば、ユダヤびと安息あんそくにち屍體しかばね十字架じふじかのうへにとどめおかじとて(ことにこのたび安息あんそくにちおほいなるなるにより)ピラトに、かれらのはぎををりて屍體しかばね取除とりのぞかんことを請󠄃ふ。~(35) これしものあかしをなす、あかしまことなり、かれはそのふことのまことなるをる、これなんぢにもしんぜしめんためなり。 〔ヨハネ傳19章35節〕

前に戻る 【マタイ傳27章39節】

徃來ゆききものどもイエスをそしり、かうべりていふ、
And they that passed by reviled him, wagging their heads,


reviled
〔詩篇22章6節〕
6 しかはあれどわれはむしにしてひとにあらず にそしられたみにいやしめらる
〔詩篇22章7節〕
7 すべてわれをるものはわれをあざみわらひ 口唇くちびるをそらしかうべをふりていふ
〔詩篇22章17節〕
17 わがほねはことごとくかぞふるばかりになりぬ あしきもののをとめてわれをみる
〔詩篇31章11節〕
11 われもろもろのあたゆゑにそしらる わがとなりにはわけてはなはだしあひしるものには忌憚いみはばかられちまたにてわれをるもの避󠄃さけてのがる~(13) そはわれおほくのひとのそしりをきいいたるところにおそれあり かれらわれにさからひてたがひにはかりしが わが生命いのちをさへとらんとくはだてたり 〔詩篇31章13節〕
〔詩篇35章15節〕
15 されどかれらはわがたふれんとせしときよろこびつどひわがしらざりしとき匪類をこのものあつまりきたりてわれをせめ われをさきてやめざりき~(21) しかのみならずわれにむかひてくちをあけひろげ ああよやよやわれらのこれをみたりといへり 〔詩篇35章21節〕
〔詩篇69章7節〕
7 われはなんぢのためにそしりをおひはぢはわがかほをおほひたればなり~(12) かどにすわるものはわがうへをかたる われはゑひしれたるものにうたひはやされたり 〔詩篇69章12節〕
〔詩篇69章20節〕
20 譭謗そしりわがこゝろをくだきぬればわれいたくわづらへり われ憐憫あはれみをあたふるものをまちたれど一人ひとりだになくなぐさむるものをまちたれど一人ひとりをもみざりき
〔詩篇109章2節〕
2 かれらはあくくちとあざむきのくちとをあけてわれにむかひ いつはりのしたをもてわれにかたり
〔詩篇109章25節〕
25 われは彼等かれらにそしらるるものとなれり かれらわれをみるときはかうべをふる
〔エレミヤ哀歌1章12節〕
12 すべて行路人みちゆくひとよ なんぢらなにともおもはざるか ヱホバそのはげしき震怒いかりわれをなやましてわれにくだしたまへるこの憂苦うれひにひとしき憂苦うれひまたにあるべきやかんがへ
〔エレミヤ哀歌2章15節〕
15 すべて徃來ゆききひとなんぢにむかひてち ヱルサレムのむすめにむかひてあざけりわらひ かつかうべをふりて美麗うるはしききはみ全󠄃地ぜんち欣喜よろこびととなへたりしまちこれなるかと~(17) ヱホバはそのさだめたまへることをし いにしへよりそのめいじたまひしことばはたしたまへり ヱホバはほろぼしてあはれれまず てきをしてなんぢにかちほこらしめなんぢあだつのをたかくしたまへり 〔エレミヤ哀歌2章17節〕
〔マルコ傳15章29節〕
29 徃來ゆききものどもイエスをそしり、かうべりてふ『ああみやこぼちて三日みっかのうちにつるものよ、
〔マルコ傳15章30節〕
30 十字架じふじかよりりておのれすくへ』
〔ルカ傳23章35節〕
35 たみちてゐたり。つかさたちもあざけりてふ『かれは他人たにんすくへり、もしかみ選󠄄えらたまひしキリストならば、おのれをもすくへかし』~(39) 十字架じふじかけられたる惡人あくにん一人ひとり、イエスをそしりてふ『なんぢはキリストならずや、おのれわれらとをすくへ』 〔ルカ傳23章39節〕
〔ペテロ前書2章22節〕
22 かれつみをかさず、そのくち虛僞いつはりなく、~(24) うへかゝりて、みづからわれらのつみおの負󠄅たまへり。これわれらがつみきてに、きてきんためなり。なんぢらはかれきずによりて癒󠄄いやされたり。 〔ペテロ前書2章24節〕

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『《[*]》みやこぼちて三日みっかのうちにつるものよ、もしかみならばおのれすくへ、十字架じふじかよりりよ』[*或は「聖󠄄所󠄃」と譯す。]
And saying, Thou that destroyest the temple, and buildest it in three days, save thyself. If thou be the Son of God, come down from the cross.


If
〔マタイ傳4章3節〕
3 こゝろむるものきたりてふ『なんぢかみならば、めいじてこれいしをパンとらしめよ』
〔マタイ傳4章6節〕
6 『なんぢもしかみならばおのしたげよ。それは 「なんぢのため御使みつかひたちにめいたまはん。 かれにてなんぢさゝへ、そのあしいしにうちつることからしめん」としるされたるなり』
〔マタイ傳26章63節〕
63 されどイエスもだ居給ゐたまひたれば、だい祭司さいしいふ『われなんぢめいず、けるかみちかひてわれらにげよ、なんぢはキリスト、かみなるか』
〔マタイ傳26章64節〕
64 イエスたまふ『なんぢのへるごとし。かつわれなんぢらにぐ、いまよりのち、なんぢらひとの、全󠄃能者ぜんのうしゃみぎし、てんくもりてきたるをん』
〔マタイ傳27章54節〕
54 百卒長ひゃくそつちゃうおよびこれともにイエスをまもりゐたるものども、地震ぢしんとそのりしこととをて、いたおそれ『かれかみなりき』とへり。
come
〔マタイ傳16章4節〕
4 邪曲よこしまにして不義ふぎなるしるしもとむ、れどヨナのしるしほかしるしあたへられじ』かくかれらをはなれてたまひぬ。
〔ルカ傳16章31節〕
31 アブラハムふ「もしモーセと預言者よげんしゃとにかずば、たとひ死人しにんうちよりよみがへるものありとも、すゝめ納󠄃れざるべし」』
saying
〔創世記37章19節〕
19 たがひにいひけるは作夢者ゆめみるものきたる
〔創世記37章20節〕
20 去來いざかれをころしてあななげいれあるあしけものこれを食󠄃くらひたりといはしかしてかれゆめ如何いかになるかをるべし
〔ヨハネ黙示録11章10節〕
10 住󠄃ものどもはかれらにきてよろこたのしみたがひ禮物れいもつおくらん、二人ふたり預言者よげんしゃ住󠄃ものくるしめたればなり』
that destroyest
〔マタイ傳26章61節〕
61 『このひとは「われかみの《[*]》みやこぼ三日みっかにてべし」とへり』[*或は「聖󠄄所󠄃」と譯す。]
〔ルカ傳14章29節〕
29 しからずしてもとゐゑ、もし成就じゃうじゅすることあたはずば、ものみな嘲笑あざわらひて、
〔ルカ傳14章30節〕
30 「このひときづきかけて成就じゃうじゅすることあたはざりき」とはん。
〔ヨハネ傳2章19節〕
19 こたへてたまふ『なんぢらの《[*]》みやをこぼて、われ三日みっかあひだこれ起󠄃おこさん』[*或は「聖󠄄所󠄃」と譯す。]~(22) れば死人しにんうちよりよみがへりたまひしのち、弟子でしたちたまひしことをおもいだして聖󠄄書せいしょとイエスのたまひしことばとをしんじたり。
〔ヨハネ傳2章22節〕

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祭司長さいしちゃうらも、またおなじく學者がくしゃ長老ちゃうらうらとともに、嘲弄てうろうしてふ、
Likewise also the chief priests mocking him, with the scribes and elders, said,


(Whole verse)
〔ヨブ記13章9節〕
9 かみもしなんぢらを鑒察しらべたまはばあによからんや 汝等なんぢらひとあざむくごとくにかれあざむきんや
〔詩篇22章12節〕
12 おほくの牡牛をうしわれをめぐりバサンのちからつよき牡牛をうしわれをかこめり
〔詩篇22章13節〕
13 かれらはくちをあけてわれにむかひものをかきさきほえうだくしゝのごとし
〔詩篇35章26節〕
26 ねがはくはわが害󠄅そこなはるるをよろこぶものみなはぢてあわてふためき われにむかひてはこりかにたかぶるもののはぢとはづかしめとをんことを
〔イザヤ書28章22節〕
22 このゆゑになんぢらあなどるなかれ おそらくはなんぢらの縲絏いましめきびしくならん われすでに全󠄃地ぜんちのうへにさだまれる敗亡ほろびあるよしをしゆ萬軍ばんぐんのヱホバよりきゝたればなり
〔イザヤ書49章7節〕
7 ヱホバ、イスラエルの贖主あがなひぬしイスラエルの聖󠄄者せいしやひとにあなどらるるもの たみにいみきらはるるもの をさたちにえきせらるるものにむかひて如此かくいひたまふ もろもろのわうてたちもろもろのきみはみてはいすべし これ信實まことあるヱホバ、イスラエルの聖󠄄者せいしやなんぢを選󠄄えらびたまへるがゆゑなり
〔ゼカリヤ書11章8節〕
8 われ一月ひとつき牧者ぼくしやにんたてわれこゝろかれらをいとひしが彼等かれらこゝろわれにくめり
〔マルコ傳15章31節〕
31 祭司長さいしちゃうらもまたおなじく學者がくしゃらととも嘲弄てうろうしてたがひふ『ひとすくひて、おのれすくふことあたはず、
〔マルコ傳15章32節〕
32 イスラエルのわうキリスト、いま十字架じふじかよりりよかし、らばわれしんぜん』とも十字架じふじかにつけられたるものどもも、イエスをのゝしりたり。
〔ルカ傳18章32節〕
32 ひと異邦人いはうじんわたされ、嘲弄てうろうせられ、はづかしめられ、つばきせられん。
〔ルカ傳22章52節〕
52 かくておのれむかひてきたれる祭司長さいしちゃう宮守頭みやもりがしら長老ちゃうらうらにたまふ『なんぢら强盜がうたうむかふごとくつるぎぼうとをちてできたるか。
〔ルカ傳23章35節〕
35 たみちてゐたり。つかさたちもあざけりてふ『かれは他人たにんすくへり、もしかみ選󠄄えらたまひしキリストならば、おのれをもすくへかし』

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ひとすくひておのれすくふことあたはず。かれはイスラエルのわうなり、いま十字架じふじかよりりよかし、さらばわれかれしんぜん。
He saved others; himself he cannot save. If he be the King of Israel, let him now come down from the cross, and we will believe him.


saved
〔ヨハネ傳9章24節〕
24 かれら盲目めしひなりしひとふたゝびてふ『かみ榮光えいくわうせよ、我等われらはかのひと罪人つみびとたるをる』
〔ヨハネ傳12章47節〕
47 ひとたとひことばをききてまもらずとも、われこれさばかず。それわがきたりしはさばかんためにあらず、すくはんためなり。
〔使徒行傳4章14節〕
14 またいやされたるひとこれとともにつをるによりて、さら消󠄃ことばなし。
the King
〔マタイ傳2章2節〕
2 『ユダヤびとわうとてうまたまへるものは、何處いづこいますか。われら《[*]》ひがしにてそのほしたれば、はいせんためにきたれり』[*或は「その星の上れるを見たれば」と譯す。]
〔マタイ傳27章37節〕
37 そのかうべうへに『これはユダヤびとわうイエスなり』としるしたる罪標すてふだきたり。
〔ルカ傳19章38節〕
38むべきかな、しゅによりてきたわうてんには平󠄃和へいわ至高いとたかところには榮光えいくわうあれ』
〔ヨハネ傳1章49節〕
49 ナタナエルこたふ『ラビ、なんぢはかみなり、なんぢはイスラエルのわうなり』

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かれかみたのめり、かみかれをいつくしまばいますくひたまふべし「われかみなり」とへり』
He trusted in God; let him deliver him now, if he will have him: for he said, I am the Son of God.


I am
〔マタイ傳27章40節〕
40 『《[*]》みやこぼちて三日みっかのうちにつるものよ、もしかみならばおのれすくへ、十字架じふじかよりりよ』[*或は「聖󠄄所󠄃」と譯す。]
〔ヨハネ傳3章16節〕
16 それかみはその獨子ひとりごたまふほどにあいたまへり、すべてかれしんずるものほろびずして永遠󠄄とこしへ生命いのちんためなり。
〔ヨハネ傳3章17節〕
17 かみその遣󠄃つかはしたまへるは、さばかんためにあらず、かれによりてすくはれんためなり。
〔ヨハネ傳5章17節〕
17 イエスこたたまふ『わが父󠄃ちちいまにいたるまではたらたまふ、われもまたはたらくなり』~(25) まことにまことになんぢらにぐ、にしひとかみこゑをきくとききたらん、いますでにきたれり、しかしてひとくべし。 〔ヨハネ傳5章25節〕
〔ヨハネ傳10章30節〕
30 われ父󠄃ちちとはひとつなり』
〔ヨハネ傳10章36節〕
36 しかるに父󠄃ちち潔󠄄きよわかちて遣󠄃つかはたまひしものが「われはかみなり」とへばとて、なにぞ「瀆言けがしごとふ」といふか。
〔ヨハネ傳19章7節〕
7 ユダヤびとこたふ『われらに律法おきてあり、その律法おきてによればあたるべきものなり、かれはおのれをかみとなせり』
trusted
〔詩篇3章2節〕
2 わが靈魂たましひをあげつらひて かれはかみにすくはるることなしといふものぞおほき セラ
〔詩篇14章6節〕
6 なんぢらはくるしめるものの謀略はかりごとをあなどりはづかしむ されどヱホバはその避󠄃所󠄃さけどころなり
〔詩篇22章8節〕
8 かれはヱホバによりたのめりヱホバたすくべし ヱホバかれをよろこびたまふがゆゑにたすくべしと
〔詩篇42章10節〕
10 わがほねもくだくるばかりにわがてきはひねもすわれにむかひて なんぢのかみはいづくにありやといひののしりつつわれをそしれり
〔詩篇71章11節〕
11 かみかれをはなれたりかれをたすくるものなし かれを追󠄃おひてとらへよと
〔イザヤ書36章15節〕
15 ヒゼキヤがなんぢらをヱホバによらしめんとすることばにしたがふなかれ かれいへらく ヱホバかならず我儕われらをすくひこのまちはアツスリヤわうにわたさるることなしと
〔イザヤ書36章18節〕
18 おそらくはをヒゼキヤなんぢらにときてヱホバわれらをすくふべしといはん されどももろもろのくに神等かみたちのなかにそのくにをアツスリヤわうよりすくへるものありしや
〔イザヤ書37章10節〕
10 なんぢらユダのわうヒゼキヤにつげて如此かくいへ なんぢがたのめるかみなんぢをあざむきてヱルサレムはアツスリヤわうにわたされじといふをきくことなかれ

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ともに十字架じふじかにつけられたる强盜がうたうどもも、おなことをもてイエスをのゝしれり。

The thieves also, which were crucified with him, cast the same in his teeth.


(Whole verse)
〔ヨブ記30章7節〕
7 灌木しばなかいななき 荊棘いばらしたす~(9) しかるにいまわれかれらの歌謠うたかれらの嘲哢ひきごととなれり 〔ヨブ記30章9節〕
〔詩篇35章15節〕
15 されどかれらはわがたふれんとせしときよろこびつどひわがしらざりしとき匪類をこのものあつまりきたりてわれをせめ われをさきてやめざりき
〔マタイ傳27章38節〕
38 こゝにイエスとともに二人ふたり强盜がうたう十字架じふじかにつけられ、一人ひとりはそのみぎに、一人ひとりはそのひだりにおかる。
〔マルコ傳15章32節〕
32 イスラエルのわうキリスト、いま十字架じふじかよりりよかし、らばわれしんぜん』とも十字架じふじかにつけられたるものどもも、イエスをのゝしりたり。
〔ルカ傳23章39節〕
39 十字架じふじかけられたる惡人あくにん一人ひとり、イエスをそしりてふ『なんぢはキリストならずや、おのれわれらとをすくへ』
〔ルカ傳23章40節〕
40 ほかものこれにこたいましめてふ『なんぢおなじくつみさだめられながら、かみおそれぬか。

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ひる十二じふによりうへあまねく暗󠄃くらくなりて、三時さんじおよぶ。
Now from the sixth hour there was darkness over all the land unto the ninth hour.


darkness
9‹3 b23c050v003 〔イザヤ書50章3節〕›
〔イザヤ書50章3節〕
3 われくろきころもをてんにきせ麁布あらたへをもておほひとなす
〔アモス書8章9節〕
9 しゆヱホバいひたまふそのにはわれをして眞晝まひるぼつせしめをして白晝はくちう暗󠄃くらくならしめ
〔ヨハネ黙示録8章12節〕
12 第四だいし御使みつかひラッパをきしに、三分󠄃さんぶんいちつき三分󠄃さんぶんいちほし三分󠄃さんぶんいちたれて、その三分󠄃さんぶんいち暗󠄃くらくなり、ひる三分󠄃さんぶんいちひかりなく、よるまたおなじ。
〔ヨハネ黙示録9章2節〕
2 かくそこなきあなひらきたれば、おほいなるけむりのごときけむりあなよりちのぼり、空󠄃そらあなけむりにて暗󠄃くらくなれり。
from
〔マルコ傳15章25節〕
25 イエスを十字架じふじかにつけしは、朝󠄃あさ九時くじごろなりき。
〔マルコ傳15章33節〕
33 ひる十二じふにに、のうへあまね暗󠄃くらくなりて、三時さんじおよぶ。
〔マルコ傳15章34節〕
34 三時さんじにイエス大聲おほごゑに『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』とよばはりたまふ。これけば、わがかみ、わがかみ、なんぞわれたまひし、との意󠄃こゝろなり。
〔ルカ傳23章44節〕
44 ひる十二じふにごろ、ひかりをうしなひ、のうへあまね暗󠄃くらくなりて、三時さんじおよび、
〔ルカ傳23章45節〕
45 聖󠄄所󠄃せいじょまく眞中まなかよりけたり。

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三時さんじごろイエス大聲おほごゑさけびて『エリ、エリ、レマ、サバクタニ』とたまふ。わがかみ、わがかみ、なんぞわれたまひしとの意󠄃こゝろなり。
And about the ninth hour Jesus cried with a loud voice, saying, Eli, Eli, lama sabachthani? that is to say, My God, my God, why hast thou forsaken me?


Eli
〔詩篇22章1節〕
1 わがかみわがかみなんぞわれをすてたまふや いかなれば遠󠄄とほくはなれてわれをすくはず わがなげきのこゑをききたまはざるか
〔詩篇71章11節〕
11 かみかれをはなれたりかれをたすくるものなし かれを追󠄃おひてとらへよと
〔イザヤ書53章10節〕
10 されどヱホバはかれをくだくことをよろこびてこれをなやましたまへり かくてかれの靈魂たましひとがの献物そなへものをなすにいたらばかれそのすゑをみるをそのながからん かつヱホバのよろこたまふことはかれによりてさかゆべし
〔エレミヤ哀歌1章12節〕
12 すべて行路人みちゆくひとよ なんぢらなにともおもはざるか ヱホバそのはげしき震怒いかりわれをなやましてわれにくだしたまへるこの憂苦うれひにひとしき憂苦うれひまたにあるべきやかんがへ
Jesus
〔マルコ傳15章34節〕
34 三時さんじにイエス大聲おほごゑに『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』とよばはりたまふ。これけば、わがかみ、わがかみ、なんぞわれたまひし、との意󠄃こゝろなり。
〔ルカ傳23章46節〕
46 イエス大聲おほごゑよばはりてひたまふ『父󠄃ちちよ、わがれい御手みてにゆだぬ』ひていきえたまふ。
〔ヨハネ傳19章28節〕
28 こののちイエスよろづこと終󠄃をはりたるをりて、――聖󠄄書せいしょ全󠄃まったうせられんために――『われかわく』とたまふ。~(30) イエスその葡萄酒ぶだうしゅをうけてのちいひたまふ『ことをはりぬ』遂󠄅つひかうべをたれてれいをわたしたまふ。
〔ヨハネ傳19章30節〕
〔ヘブル書5章7節〕
7 キリストは肉體にくたいにていまししとき、おほいなるさけびなみだとをもて、おのれよりすくものいのりねがひとをさゝげ、その恭敬うやうやしきによりてかれたまへり。

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そこにもののうち人々ひとびとこれをきて『かれはエリヤをぶなり』とふ。
Some of them that stood there, when they heard that, said, This man calleth for Elias.


This
〔マラキ書4章5節〕
5 よヱホバのおほいなるおそるべききたるまへにわれ預言者よげんしやエリヤをなんぢらにつかはさんかれ父󠄃ちゝこゝろにその子女こどもこゝろおもはせ 子女こどもこゝろにその父󠄃ちゝをおもはしめん きたりてのろひをもてうつことなからんためなり
〔マタイ傳11章14節〕
14 もしなんぢわがことばをうけんことをねがはば、きたるべきエリヤはひとなり、
〔マルコ傳15章35節〕
35 かたはらにもののうち人々ひとびとこれをきてふ『よ、エリヤをぶなり』
〔マルコ傳15章36節〕
36 一人ひとりはしりきて、海綿うみわた葡萄酒ぶだうしゅふくませてあしにつけ、イエスにましめてふ『て、エリヤきたりて、かれおろすやいなや、われこれん』

前に戻る 【マタイ傳27章48節】

たゞちにそのうち一人ひとりはしりゆきて海綿うみわたをとり、葡萄酒ぶだうしゅふくませ、あしにつけてイエスにましむ。
And straightway one of them ran, and took a spunge, and filled it with vinegar, and put it on a reed, and gave him to drink.


and filled
〔詩篇69章21節〕
21 かれらにがきくさをわがくひものにあたへ わがかわけるときにをのませたり
〔マタイ傳27章34節〕
34 苦味にがみぜたる葡萄酒ぶだうしゅませんとしたるに、めて、まんとしたまはず。
〔ルカ傳23章36節〕
36 兵卒へいそつどもも嘲弄てうろうしつつ、近󠄃ちかよりて葡萄酒ぶだうしゅをさしいだしてふ、
〔ヨハネ傳19章29節〕
29 ここに葡萄酒ぶだうしゅ滿ちたるうつはあり、その葡萄酒ぶだうしゅのふくみたる海綿うみわたをヒソプにけてイエスのくち差附さしつく。
〔ヨハネ傳19章30節〕
30 イエスその葡萄酒ぶだうしゅをうけてのちいひたまふ『ことをはりぬ』遂󠄅つひかうべをたれてれいをわたしたまふ。

前に戻る 【マタイ傳27章49節】

そのほかものどもふ『まて、エリヤきたりてかれすくふやいなや、われこれん』
The rest said, Let be, let us see whether Elias will come to save him.


let us
〔マタイ傳27章43節〕
43 かれかみたのめり、かみかれをいつくしまばいますくひたまふべし「われかみなり」とへり』

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イエスふたゝ大聲おほごゑよばはりていきえたまふ。
Jesus, when he had cried again with a loud voice, yielded up the ghost.


when
〔マルコ傳15章37節〕
37 イエス大聲おほごゑいだしていきたまふ。
〔ルカ傳23章46節〕
46 イエス大聲おほごゑよばはりてひたまふ『父󠄃ちちよ、わがれい御手みてにゆだぬ』ひていきえたまふ。
〔ヨハネ傳19章30節〕
30 イエスその葡萄酒ぶだうしゅをうけてのちいひたまふ『ことをはりぬ』遂󠄅つひかうべをたれてれいをわたしたまふ。
yielded
〔詩篇22章14節〕
14 われみづのごとくそそぎいだされ わがもろもろのほねははづれ わがこゝろらふのごとくなりてはらのうちにとけたり
〔詩篇22章15節〕
15 わがちからはかわきて陶器すゑもののくだけのごとく わがしたあぎにひたつけり なんぢわれをちりにふさせたまへり
〔イザヤ書53章9節〕
9 そのはかはあしきものとともにまうけられたれど しぬるときはとめるものとともになれり かれはあらびをおこなはずそのくちには虛僞いつはりなかりき
(12) このゆゑにわれかれをしておほいなるものとともにものをわかちとらしめん かれはつよきものとともに掠物えものをわかちとるべし かれはおのが靈魂たましひをかたぶけてにいたらしめとがあるものとともにかぞへられたればなり かれはおほくのひとつみをおひとがあるもののためにとりなしをなせり 〔イザヤ書53章12節〕
〔ダニエル書9章26節〕
26 その六十二週󠄃しゆうのちにメシヤたゝれんたゞこれ自己おのれのためにあらざるなりまた一人ひとりきみたみきたりてまち聖󠄄所󠄃きよきところとをこぼたんその終󠄃をはり洪水こうずゐれるごとくなるべし戰爭たたかひ終󠄃をはるまでに荒蕪あるることすでにきはま
〔マタイ傳20章28節〕
28 かくのごとくひときたれるもつかへらるるためにあらず、かへつてつかふることをなし、又󠄂またおほくのひと贖償あがなひとしておの生命いのちあたへんためなり』
〔ヨハネ傳10章11節〕
11 われ牧者ひつじかひなり、牧者ひちじかひひつじのために生命いのちつ。
〔ヨハネ傳10章15節〕
15 父󠄃ちちわれり、われ父󠄃ちちるがごとし、われひつじのために生命いのちつ。
〔ヘブル書2章14節〕
14 はともに血肉けつにく具󠄄そなふれば、しゅもまたおなじくこれ具󠄄そなたまひしなり。これは權力ちからつもの、すなは惡魔󠄃あくまによりてほろぼし、
〔ヘブル書9章14節〕
14 まして永遠󠄄とこしへ御靈みたまによりきずなくしておのれかみさゝたまひしキリストのは、われらの良心りゃうしんにたる行爲おこなひより潔󠄄きよめてけるかみつかへしめざらんや。

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よ、聖󠄄所󠄃せいじょまくうへよりしたまでけてふたつとなり、また地震ちふるひ、いはさけ、
And, behold, the veil of the temple was rent in twain from the top to the bottom; and the earth did quake, and the rocks rent;


the earth
〔詩篇18章7節〕
7 このときヱホバいかりたまひたればはふるひうごきやまもとゐはゆるぎうごきたり
〔詩篇18章15節〕
15 ヱホバよかゝるときになんぢの叱咤しつたとなんぢのはなのいぶきとによりてみづそこみえもとゐあらはれいでたり
〔ミカ書1章3節〕
3 よヱホバそのところよりいでてくだり高處たかきところふみたまはん
〔ミカ書1章4節〕
4 やまかれしたたにけたり 前󠄃まへなるらふのごとくさかながるるみづごと
〔ナホム書1章3節〕
3 ヱホバはいかることのおそ能力ちからおほいなるもの またつみすべきものをばかならゆるすことをざるもの ヱホバの道󠄃みち旋風つむじかぜ大風おほかぜくもはそのあしちりなり~(5) かれ前󠄃まへには山々やま〳〵ゆるぎ嶺々みね〳〵かれ前󠄃まへには墳上ふきあが世界せかいおよびそのうち住󠄃ものみなふきあげらる 〔ナホム書1章5節〕
〔ハバクク書3章10節〕
10 山々やま〳〵なんぢふる洪水こうずゐ溢󠄃あふれわたりふちこゑいだしてそのたか
〔ハバクク書3章13節〕
13 なんぢなんぢたみすくはんとていできたり なんぢあぶらそゝげるものすくはんとてのぞみたまふ なんぢあしものいへかしらくだきその石礎いしずゑあらはしてうなじにおよぼしたまへり  セラ
〔マタイ傳28章2節〕
2 よ、おほいなる地震ぢしんあり、これしゅ使つかひてんよりくだきたりて、かのいしまろばし退󠄃け、そのうへしたるなり。
〔ヘブル書12章25節〕
25 なんぢらこゝろしてかたりたまふものこばむな、もしにてしめたまひしときこれをこばみしものどものがるることなかりしならば、しててんよりしめたまふとき、われこれ退󠄃しりぞけてのがるることをんや。~(27) の『なほ一度ひとたび』とはふるはれぬもののこらんために、ふるはるるものすなはち造󠄃つくられたるもののぞかるることをあらはすなり。 〔ヘブル書12章27節〕
〔ヨハネ黙示録11章13節〕
13 このときおほいなる地震ぢしんありて、みやこ十分󠄃じふぶんいちたふれ、地震ぢしんのためににしものしちせんにんにして、遺󠄃のこれるものおそれをいだき、てんかみ榮光えいくわうしたり。
〔ヨハネ黙示録11章19節〕
19 かくてんにあるかみ聖󠄄所󠄃せいじょひらけ、聖󠄄所󠄃せいじょのうちに契󠄅約けいやくひつえ、數多あまた電光いなづまこゑ雷霆いかづちと、また地震ぢしんおほいなるへうとありき。
the veil
〔出エジプト記26章31節〕
31 なんぢまたあを むらさき くれなゐいとおよび麻󠄃あさよりいとをもてまくつくたくみにケルビムをそのうへおりいだすべし~(37) 又󠄂またそのとばりのために合歡木ねむのきをもてはしら五本いつゝ造󠄃つくりてこれにきんせそのかぎきんにすべし又󠄂またそのはしらのためにあかゞねをもて五箇いつゝいるべし 〔出エジプト記26章37節〕
〔出エジプト記40章21節〕
21 はこ幕屋まくやたづさへいり障蔽へだてまくたれ律法おきてはこかくせりヱホバのモーセにめいじたまひしごとし
〔レビ記16章2節〕
2 すなはちヱホバ、モーセにいひたまひけるはなんぢ兄弟きやうだいアロンにつげときをわかたずして障蔽へだてまくうちなる聖󠄄所󠄃きよきところにいりはこうへなる贖罪しよくざい所󠄃しよ前󠄃まへにいたるべからずこれしぬることなからんためなりわれくものうちにありて贖罪しよくざい所󠄃しようへにあらはるべければなり
〔レビ記16章12節〕
12 しかしてざらをとりヱホバの前󠄃まへだんよりしておこれるこれてまた兩手もろてさいまつかうばしきかうこれ障蔽へだてまくうちたづさへいり~(15) かくしてまたたみのためなるその罪祭ざいさい山羊やぎほふりその障蔽へだてまくうちたづさへいりかの牡牛をうしをもてなせしごとくそのをもてしこれを贖罪しよくざい所󠄃しようへ贖罪しよくざい所󠄃しよ前󠄃まへそゝぎ 〔レビ記16章15節〕
〔レビ記21章23節〕
23 され障蔽へだてまくいたるべからずまた祭壇さいだん近󠄃ちかよるべからずきずあればなりかくかれわが聖󠄄所󠄃きよきところけがすべからずわれヱホバこれを聖󠄄別きよむればなり
〔歴代志略下3章14節〕
14 かれまたあをむらさきあかぬのおよび細布ほそぬのをもて障蔽へだてまくつくりケルビムをそのうへ
〔イザヤ書25章7節〕
7 又󠄂またこのやまにてもろもろのたみのかぶれる面帕かほおほひと もろもろのくにのおほへる外帔おほひぎぬをとりのぞき
〔マルコ傳15章38節〕
38 聖󠄄所󠄃せいじょまくうへよりしたまでけてふたつとなりたり。
〔ルカ傳23章45節〕
45 聖󠄄所󠄃せいじょまく眞中まなかよりけたり。
〔エペソ書2章13節〕
13 されど前󠄃さき遠󠄄とほかりしなんぢいまキリスト・イエスにりて、キリストのによりて近󠄃ちかづくことをたり。~(18) そはキリストによりてわれふたつのものひと御靈みたまにありて父󠄃ちち近󠄃ちかづくことをたればなり。 〔エペソ書2章18節〕
〔ヘブル書6章19節〕
19 この希望󠄇のぞみわれらの靈魂たましひいかりのごとく安全󠄃あんぜんにしてうごかず、かつまくうちる。
〔ヘブル書10章19節〕
19 れば兄弟きゃうだいよ、われらイエスのにより、~(22) こゝろ濯󠄄すゝがれて良心りゃうしんとがをさり、きよみづにてあらはれ、まことこゝろ全󠄃まった信仰しんかうとをもてかみ近󠄃ちかづくべし。 〔ヘブル書10章22節〕

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はかひらけて、ねむりたる聖󠄄徒せいと屍體しかばねおほくきかへり、
And the graves were opened; and many bodies of the saints which slept arose,


many
〔イザヤ書25章8節〕
8 とこしへまでのみたまはん しゆヱホバはすべてのかほよりなみだをぬぐひ 全󠄃地ぜんちのうへよりそのたみ凌辱はづかしめをのぞきたまはん これはヱホバのかたりたまへるなり
〔イザヤ書26章19節〕
19 なんぢの死者しねるものはいきわがたみかばねはおきん ちりにふすものよさめてうたうたふべし なんぢのつゆ草木くさきをうるほすつゆのごとくはなきたまをいださん
〔ホセア書13章14節〕
14 われかれらを陰府よみよりあがなはんわれかれらをよりあがなはんよなんぢのなやみ何處いづくにあるか陰府よみよなんぢのわざはひ何處いづくにあるかくいあらためはかくれてにみえず
〔ヨハネ傳5章25節〕
25 まことにまことになんぢらにぐ、にしひとかみこゑをきくとききたらん、いますでにきたれり、しかしてひとくべし。~(29) ぜんをなししもの生命いのちよみがへり、あくおこなひしもの審判󠄄さばきよみがへるべし。
〔ヨハネ傳5章29節〕
〔コリント前書15章20節〕
20 れどまさしくキリストは死人しにんうちよりよみがへり、ねむりたるもの初穗はつほとなりたまへり。
slept
〔ダニエル書12章2節〕
2 またしたねむりをるものうち衆多おほくものさまさんそのうち永生かぎりなきいのちものありまた恥辱ちじよくかうむりてかぎりなくはづものあるべし
〔コリント前書11章30節〕
30 このゆゑなんぢのうちに弱󠄃よわきもの、めるものおほくあり、またねむりきたるものすくなからず。
〔コリント前書15章51節〕
51 よ、われなんぢらに奧義おくぎげん、われらはことごとくねむるにはあらず、
〔テサロニケ前書4章14節〕
14 われらのしんずるごとく、イエスもしにてよみがへりたまひしならば、かみはイエスによりてねむりきたるものを、イエスととも連󠄃れきたりたまふべきなり。
〔テサロニケ前書5章10節〕
10 しゅ我等われらのためにたまへるは、我等われらをしてめをるともねむりをるともおのれともくることをしめんためなり。

前に戻る 【マタイ傳27章53節】

イエスの復活よみがへりののちはかをいで、聖󠄄せいなるみやこりて、おほくのひとあらはれたり。
And came out of the graves after his resurrection, and went into the holy city, and appeared unto many.


holy
〔ネヘミヤ記11章1節〕
1 たみ牧伯等つかさたちはヱルサレムに住󠄃すめりそのほかたみもまたくじき十にんうちよりして一人ひとりづつ聖󠄄きよきまちヱルサレムにきたりて住󠄃すましめその九にんほか邑々まち〳〵住󠄃すましめたり
〔イザヤ書48章2節〕
2 かれらはみづから聖󠄄京きよきみやこのものととなへイスラエルのかみによりたのめり その萬軍ばんぐんのヱホバといふ
〔ダニエル書9章24節〕
24 なんぢたみなんぢ聖󠄄きよきまちのために七十週󠄃しゆうさだめおかるしかしてあくおさつみふうとがあがな永遠󠄄えいゑんたづさ異象まぼろし預言よげんふう至聖󠄄者いとたかきものあぶらそゝがん
〔マタイ傳4章5節〕
5 ここに惡魔󠄃あくまイエスを聖󠄄せいなるみやこにつれゆき、みや頂上いたゞきたせてふ、
〔ヨハネ黙示録11章2節〕
2 聖󠄄所󠄃せいじょそとには差措さしおきてはかるな、これは異邦人いはうじんゆだねられたり、かれらは四十しじふ二个月にかげつのあひだ聖󠄄せいなるみやこ蹂躪ふみにじらん。
〔ヨハネ黙示録21章2節〕
2 われまた聖󠄄せいなるみやこあたらしきエルサレムの、をっとのために飾󠄃かざりたる新婦󠄃はなよめのごとく準備そなへして、かみもとをいで、てんよりくだるをたり。
〔ヨハネ黙示録22章19節〕
19 しこの預言よげんふみことばはぶものあらば、かみはこのふみしるされたる生命いのち、また聖󠄄せいなるみやこよりかれくべき分󠄃ぶんはぶたまはん。

前に戻る 【マタイ傳27章54節】

百卒長ひゃくそつちゃうおよびこれともにイエスをまもりゐたるものども、地震ぢしんとそのりしこととをて、いたおそれ『かれかみなりき』とへり。
Now when the centurion, and they that were with him, watching Jesus, saw the earthquake, and those things that were done, they feared greatly, saying, Truly this was the Son of God.


Truly
〔マタイ傳26章63節〕
63 されどイエスもだ居給ゐたまひたれば、だい祭司さいしいふ『われなんぢめいず、けるかみちかひてわれらにげよ、なんぢはキリスト、かみなるか』
〔マタイ傳27章40節〕
40 『《[*]》みやこぼちて三日みっかのうちにつるものよ、もしかみならばおのれすくへ、十字架じふじかよりりよ』[*或は「聖󠄄所󠄃」と譯す。]
〔マタイ傳27章43節〕
43 かれかみたのめり、かみかれをいつくしまばいますくひたまふべし「われかみなり」とへり』
〔ルカ傳22章70節〕
70 みないふ『さればなんぢかみなるか』こたたまふ『なんぢらのふごとくわれはそれなり』
〔ヨハネ傳19章7節〕
7 ユダヤびとこたふ『われらに律法おきてあり、その律法おきてによればあたるべきものなり、かれはおのれをかみとなせり』
〔ロマ書1章4節〕
4 潔󠄄きよれいによれば、死人しにん復活よみがへりにより大能たいのうをもてかみさだめられたまへり、すなはわれらのしゅイエス・キリストなり。
feared
〔列王紀略下1章13節〕
13 かれまただい三の五十にんかしらとその五十にん遣󠄃つかはせりだい三の五十にんかしらのぼりいたりてエリヤのまへにひざまづきこれにねがひていひけるはかみひとねがはくはわが生命いのちとなんぢのしもべなるこの五十にん生命いのちをなんぢの貴重たふとものなしたまへ
〔列王紀略下1章14節〕
14 てんよりくだりて前󠄃まへの五十にんかしら二人ふたりとその五十にんやきつくせりされどわが生命いのちをばなんぢ貴重たふとものとなしたまへ
〔使徒行傳2章37節〕
37 人々ひとびとこれをきてこゝろされ、ペテロとほか使徒しとたちとにふ『兄弟きゃうだいたちよ、われなにをなすべきか』
〔使徒行傳16章29節〕
29 獄守ひとやもり燈火ともしびもとめ、りてをのゝきつつパウロとシラスとの前󠄃まへ平󠄃伏ひれふし、
〔使徒行傳16章30節〕
30 これいだしてふ『きみたちよ、われすくはれんためなにをなすべきか』
〔ヨハネ黙示録11章13節〕
13 このときおほいなる地震ぢしんありて、みやこ十分󠄃じふぶんいちたふれ、地震ぢしんのためににしものしちせんにんにして、遺󠄃のこれるものおそれをいだき、てんかみ榮光えいくわうしたり。
saw
〔マルコ傳15章39節〕
39 イエスにむかひててる百卒長ひゃくそつちゃう、かかるさまにていきたまひしをふ『にこのひとかみなりき』
〔ルカ傳23章47節〕
47 百卒長ひゃくそつちゃうこのりしことて、かみあがめてふ『じつにこのひと義人ぎじんなりき』~(49) すべてイエスの相識しるべものおよびガリラヤよりしたがきたれるをんなたちも、はるかちてこれのことをたり。
〔ルカ傳23章49節〕
the centurion
〔マタイ傳8章5節〕
5 イエス、カペナウムにたまひしとき、百卒長ひゃくそつちゃうきたり、
〔マタイ傳27章36節〕
36 かつそこにして、イエスをまもる。
〔使徒行傳10章1節〕
1 ここにカイザリヤにコルネリオといふひとあり、イタリヤたいとなふる軍隊ぐんたい百卒長ひゃくそつちゃうなるが、
〔使徒行傳21章32節〕
32 かれ速󠄃すみやかに兵卒へいそつおよび百卒長ひゃくそつちゃうらを率󠄃ひきゐてくだる。かれら千卒長せんそつちゃう兵卒へいそつとをて、パウロをつことをむ。
〔使徒行傳23章17節〕
17 パウロ百卒長ひゃくそつちゃう一人いちにんびてふ『この若者わかもの千卒長せんそつちゃうにつれけ、ぐることあり』
〔使徒行傳23章23節〕
23 さて百卒長ひゃくそつちゃうりゃう三人さんにんよびてふ『今夜こよひ九時くじごろカイザリヤにけてくために、兵卒へいそつひゃく騎兵きへいしちじふやりをとるものひゃくとゝのへよ』
〔使徒行傳27章1節〕
1 すでに我等われらをイタリヤにわたらしむることさだまりたれば、パウロおよびそのほか數人すにん囚人めしうど近󠄃衞このゑたい百卒長ひゃくそつちゃうユリアスとひとわたせり。
〔使徒行傳27章43節〕
43 百卒長ひゃくそつちゃうパウロをすくはんとほっして、そのはかるところをはゞみ、およぎうるものめいじ、うみりて、まず上陸じゃうりくせしめ、

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そのところにてはるか望󠄇のぞみゐたるおほくのをんなあり、イエスにつかへてガリラヤよりしたがきたりしものどもなり。
And many women were there beholding afar off, which followed Jesus from Galilee, ministering unto him:


many
〔ルカ傳23章27節〕
27 たみおほいなるむれと、なげかなしめるをんなたちのむれこれしたがふ。
〔ルカ傳23章28節〕
28 イエス振反ふりかへりてをんなたちにたまふ『エルサレムのむすめよ、わがためくな、ただおのがため、おののためにけ。
〔ルカ傳23章48節〕
48 これをんとてあつまりたる群衆ぐんじゅうも、ありしことどもをて、みなむねちつつかへれり。
〔ルカ傳23章49節〕
49 すべてイエスの相識しるべものおよびガリラヤよりしたがきたれるをんなたちも、はるかちてこれのことをたり。
〔ヨハネ傳19章25節〕
25 さてイエスの十字架じふじかかたはらには、そのはははは姉妹しまいと、クロパのつまマリヤとマグダラのマリヤとてり。~(27) また弟子でしひたまふ『よ、なんぢのははなり』このときより、その弟子でしかれをおのいへけたり。
〔ヨハネ傳19章27節〕
ministering
〔ルカ傳8章2節〕
2 また前󠄃さきしきれい逐󠄃いだされ、やまひいやされなどせしをんなたち、すなはなゝつの惡鬼あくきのいでしマグラダとばるるマリヤ、
〔ルカ傳8章3節〕
3 ヘロデのいへつかさクーザのつまヨハンナおよびスザンナ、ほかにもおほくのをんな、ともなひゐて財產ざいさんをもてかれらにつかへたり。
〔ルカ傳8章30節〕
30 イエスこれに『なんぢのなにか』とたまへば『レギオン』とこたふ、おほくの惡鬼あくきそのうちりたるゆゑなり。

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そのなかには、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとのははマリヤおよびゼベダイのらのははなどもゐたり。

Among which was Mary Magdalene, and Mary the mother of James and Joses, and the mother of Zebedee's children.


James
〔マタイ傳13章55節〕
55 これ木匠たくみにあらずや、はははマリヤ、兄弟きゃうだいはヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダにあらずや。
〔マルコ傳15章40節〕
40 またはるか望󠄇のぞたるをんなたちあり、そのなかにはマグダラのマリヤ、せうヤコブとヨセとのははマリヤおよびサロメなどもたり。
〔マルコ傳16章1節〕
1 安息あんそくにち終󠄃をはりしとき、マグダラのマリヤ、ヤコブのははマリヤおよびサロメきて、イエスにらんとて香料かうれうひ、
Mary Magdalene
〔マタイ傳27章61節〕
61 其處そこにはマグダラのマリヤとほかのマリヤとはかむかひてしゐたり。
〔マタイ傳28章1節〕
1 さて安息あんそくにちをはりて、一週󠄃ひとまはりはじめのほのあかころ、マグダラのマリヤとほかのマリヤとはかんとてきたりしに、
〔マルコ傳15章40節〕
40 またはるか望󠄇のぞたるをんなたちあり、そのなかにはマグダラのマリヤ、せうヤコブとヨセとのははマリヤおよびサロメなどもたり。
〔マルコ傳15章41節〕
41 かれらはイエスのガリラヤに居給ゐたまひしとき、したがつかへしものどもなり。ほかイエスとともにエルサレムにのぼりしおほくのをんなもありき。
〔マルコ傳16章1節〕
1 安息あんそくにち終󠄃をはりしとき、マグダラのマリヤ、ヤコブのははマリヤおよびサロメきて、イエスにらんとて香料かうれうひ、
〔マルコ傳16章9節〕
9 [*異本九節以下を缺く。]〔一週󠄃ひとまはりはじめ拂曉あかつき、イエスよみがへりてづマグダラのマリヤにあらはれたまふ、前󠄃さきにイエスがなゝつの惡鬼あくき逐󠄃ひいだしたまひしをんななり。
〔ルカ傳24章10節〕
10 このをんなたちはマグダラのマリヤ、ヨハンナおよびヤコブのははマリヤなり、しかしてかれらとともりしほかをんなたちも、これ使徒しとたちにげたり。
〔ヨハネ傳20章1節〕
1 一週󠄃ひとまはりのはじめの朝󠄃あさまだき暗󠄃くらきうちに、マグダラのマリヤ、はかにきたりてはかよりいし取除とりのぞけあるをる。
〔ヨハネ傳20章18節〕
18 マグダラのマリヤきて弟子でしたちに『われはしゅたり』とげ、また云々しかしかことたまひしとげたり。
Mary the
〔マルコ傳15章47節〕
47 マグダラのマリヤとヨセのははマリヤとイエスを納󠄃をさめしところゐたり。
〔マルコ傳16章1節〕
1 安息あんそくにち終󠄃をはりしとき、マグダラのマリヤ、ヤコブのははマリヤおよびサロメきて、イエスにらんとて香料かうれうひ、
〔ヨハネ傳19章25節〕
25 さてイエスの十字架じふじかかたはらには、そのはははは姉妹しまいと、クロパのつまマリヤとマグダラのマリヤとてり。
the mother
〔マタイ傳20章20節〕
20 こゝにゼベダイのらのはは、そのらととも御許みもとにきたり、はいして何事なにごともとめんとしたるに、
〔マタイ傳20章21節〕
21 イエスかれひたまふ『なに望󠄇のぞむか』かれふ『この二人ふたりなんぢ御國みくににて一人ひとりなんぢみぎに、一人ひとりひだりせんことをめいたまへ』

前に戻る 【マタイ傳27章57節】

れて、ヨセフとふアリマタヤのめるひときたる。かれもイエスの弟子でしなるが、
When the even was come, there came a rich man of Arimathaea, named Joseph, who also himself was Jesus' disciple:


Arimathaea
〔サムエル前書1章1節〕
1 エフライムの山地やまちのラマタイムゾビムにエルカナとなづくるひとありエフライムびとにしてエロハムのなりエロハムはエリウのエリウはトフのトフはツフのなり
〔サムエル前書7章17節〕
17 またラマにかへれり此處こゝそのいへありこゝにてイスラエルをさばき又󠄂またこゝにてヱホバにだんをきづけり
Arimathea
〔サムエル前書1章1節〕
1 エフライムの山地やまちのラマタイムゾビムにエルカナとなづくるひとありエフライムびとにしてエロハムのなりエロハムはエリウのエリウはトフのトフはツフのなり
〔サムエル前書7章17節〕
17 またラマにかへれり此處こゝそのいへありこゝにてイスラエルをさばき又󠄂またこゝにてヱホバにだんをきづけり
there
〔マルコ傳15章42節〕
42 すでれて、準備そなへすなは安息あんそくにち前󠄃まへとなりたれば、
〔マルコ傳15章43節〕
43 たふと議員ぎゐんにして、かみくに望󠄇のぞめる、アリマタヤのヨセフきたりて、はゞからずピラトのもとき、イエスの屍體しかばねふ。
〔ルカ傳23章50節〕
50 議員ぎゐんにしてぜんかつなるヨセフといふひとあり。
〔ルカ傳23章51節〕
51 ――このひとはかの評議ひゃうぎ仕業しわざとにくみせざりき――ユダヤのまちなるアリマタヤのものにて、かみくにちのぞめり。
〔ヨハネ傳19章38節〕
38 こののち、アリマタヤのヨセフとてユダヤびとおそれ、ひそかにイエスの弟子でしたりしもの、イエスの屍體しかばねひきらんことをピラトに請󠄃ひたれば、ピラトゆるせり、すなはきてその屍體しかばね引取ひきとる。~(42) ユダヤびと準備そなへなれば、このはか近󠄃ちかきままに其處そこにイエスを納󠄃をさめたり。 〔ヨハネ傳19章42節〕

前に戻る 【マタイ傳27章58節】

ピラトにきてイエスの屍體しかばね請󠄃ふ。ここにピラトこれわたすことをめいず。
He went to Pilate, and begged the body of Jesus. Then Pilate commanded the body to be delivered.


(Whole verse)
〔マルコ傳15章44節〕
44 ピラト、イエスはにしかといぶかり、百卒長ひゃくそつちゃうびて、そのにしよりときしやいなやをひ、~(46) ヨセフ亞麻󠄃あまぬのひ、イエスを取下とりおろしてこれつゝみ、いはりたるはか納󠄃をさめ、はか入口いりくちいしまろばく。 〔マルコ傳15章46節〕
〔ルカ傳23章52節〕
52 ひとピラトのもとにゆき、イエスの屍體しかばねひ、
〔ルカ傳23章53節〕
53 これをりおろし、亞麻󠄃あまぬのにてつつみ、いはりたるいまひとはうむりしことなきはか納󠄃をさめたり。

前に戻る 【マタイ傳27章59節】

ヨセフ屍體しかばねをとりてきよ亞麻󠄃あまぬのにつつみ、
And when Joseph had taken the body, he wrapped it in a clean linen cloth,


前に戻る 【マタイ傳27章60節】

いはにほりたるおのあたらしきはか納󠄃をさめ、はか入口いりくちおほいなるいしまろばしおきてりぬ。
And laid it in his own new tomb, which he had hewn out in the rock: and he rolled a great stone to the door of the sepulchre, and departed.


a great
〔マタイ傳27章66節〕
66 すなはかれらゆきていし封印ふういんし、番兵ばんぺいきてはかかためたり。
〔マタイ傳28章2節〕
2 よ、おほいなる地震ぢしんあり、これしゅ使つかひてんよりくだきたりて、かのいしまろばし退󠄃け、そのうへしたるなり。
〔マルコ傳16章3節〕
3 たれわれらのためはか入口いりくちよりいしまろばすべきとかたひしに、
〔マルコ傳16章4節〕
4 ぐれば、いしすでまろばしあるをる。このいしはなはおほいなりき。
〔ルカ傳24章2節〕
2 しかるにいしすではかよりまろばけあるを
〔ヨハネ傳20章1節〕
1 一週󠄃ひとまはりのはじめの朝󠄃あさまだき暗󠄃くらきうちに、マグダラのマリヤ、はかにきたりてはかよりいし取除とりのぞけあるをる。
in his
〔イザヤ書53章9節〕
9 そのはかはあしきものとともにまうけられたれど しぬるときはとめるものとともになれり かれはあらびをおこなはずそのくちには虛僞いつはりなかりき

前に戻る 【マタイ傳27章61節】

其處そこにはマグダラのマリヤとほかのマリヤとはかむかひてしゐたり。

And there was Mary Magdalene, and the other Mary, sitting over against the sepulchre.


Mary Magdalene
〔マタイ傳27章56節〕
56 そのなかには、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとのははマリヤおよびゼベダイのらのははなどもゐたり。

前に戻る 【マタイ傳27章62節】

あくるすなは準備そなへ翌󠄃日よくじつ祭司長さいしちゃうらとパリサイびとらとピラトのもとあつまりてふ、
Now the next day, that followed the day of the preparation, the chief priests and Pharisees came together unto Pilate,


the chief priests
〔詩篇2章1節〕
1 いかなればもろもろの國人くにびとはさわぎたち諸民たみらはむなしきことをはかるや~(6) しかれどもわれわがわうをわがきよきシオンのやまにたてたりと 〔詩篇2章6節〕
〔マタイ傳27章1節〕
1 夜明よあけになりてすべての祭司長さいしちゃうたみ長老ちゃうらうら、イエスをころさんとあひはかり、
〔マタイ傳27章2節〕
2 遂󠄅つひこれしばり、きゆきて總督そうとくピラトにわたせり。
〔使徒行傳4章27節〕
27 はたしてヘロデとポンテオ・ピラトとは、異邦人いはうじんおよびイスラエルのたみとともに、なんぢあぶらそそぎたまひし聖󠄄せいなるしもべイエスに逆󠄃さからひてみやこにあつまり、
〔使徒行傳4章28節〕
28 御手みて御旨みむねとにて、るべしとあらかじめさだたまひしことをなせり。
the day
〔マタイ傳26章17節〕
17 除酵祭じょかうさいはじめ弟子でしたちイエスにきたりてふ『過󠄃越すぎこし食󠄃しょくをなしたまふために何處いづこわれらがそなふること望󠄇のぞたまふか』
〔マルコ傳15章42節〕
42 すでれて、準備そなへすなは安息あんそくにち前󠄃まへとなりたれば、
〔ルカ傳23章54節〕
54 この準備そなへなり、かつ安息あんそくにち近󠄃ちかづきぬ。~(56) かへりて香料かうれうにほひあぶらとをそなふ。
   かく誡命いましめ遵󠄅したがひて、安息あんそくにちやすみたり。 〔ルカ傳23章56節〕
〔ヨハネ傳19章14節〕
14 この過󠄃越すぎこし準備そなへにて、ときは《[*]》第六時だいろくじごろなりき。ピラト、ユダヤびとにいふ『よ、なんぢらのわうなり』[*今の正午頃ならん。]
〔ヨハネ傳19章42節〕
42 ユダヤびと準備そなへなれば、このはか近󠄃ちかきままに其處そこにイエスを納󠄃をさめたり。

前に戻る 【マタイ傳27章63節】

しゅよ、かのまどはすものりしとき「われ三日みっかのちよみがへらん」とひしを、われおもひいだせり。
Saying, Sir, we remember that that deceiver said, while he was yet alive, After three days I will rise again.


After
〔マタイ傳16章21節〕
21 このときよりイエス・キリスト、弟子でしたちに、おのれのエルサレムにきて、長老ちゃうらう祭司長さいしちゃう學者がくしゃらよりおほくの苦難くるしみけ、かつころされ、三日みっかめによみがへるべきことしめはじめたまふ。
〔マタイ傳17章23節〕
23 人々ひとびとこれころさん、かく三日みっかめによみがへるべし』弟子でしたちいたかなしめり。
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔マタイ傳26章61節〕
61 『このひとは「われかみの《[*]》みやこぼ三日みっかにてべし」とへり』[*或は「聖󠄄所󠄃」と譯す。]
〔マルコ傳8章31節〕
31 かくひとかならおほくの苦難くるしみをうけ、長老ちゃうらう祭司長さいしちゃう學者がくしゃらにてられ、かつころされ、三日みっかのちよみがへるべきことをしへはじめ、
〔マルコ傳10章34節〕
34 異邦人いはうじん嘲弄てうろうし、つばきし、むちうち、遂󠄅つひころさん、かくかれ三日みっかのちよみがへるべし』
〔ルカ傳9章22節〕
22ひとかならおほくの苦難くるしみをうけ、長老ちゃうらう祭司長さいしちゃう學者がくしゃらにてられ、かつころされ、三日みっかめによみがへるべし』
〔ルカ傳18章33節〕
33 かれこれをむちうち、かつころさん。かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔ルカ傳24章6節〕
6 かれ此處ここいまさず、よみがへりたまへり。なほガリラヤに居給ゐたまへるとき、如何いかかたたまひしかをおもでよ。
〔ルカ傳24章7節〕
7 すなはち「ひとかならつみあるひとわたされ、十字架じふじかにつけられ、かつ三日みっかめによみがへるべし」とたまへり』
〔ヨハネ傳2章19節〕
19 こたへてたまふ『なんぢらの《[*]》みやをこぼて、われ三日みっかあひだこれ起󠄃おこさん』[*或は「聖󠄄所󠄃」と譯す。]
that deceiver
〔ルカ傳23章2節〕
2 うったでてふ『われらひとが、わがくにたみまどはし、みつぎをカイザルに納󠄃をさむるをきんじ、かつみづかわうなるキリストととなふるを認󠄃みとめたり』
〔ヨハネ傳7章12節〕
12 また群衆ぐんじゅうのうちにさゝやものおほくありて、あるひは『イエスはひとなり』といひ、あるひは『いな群衆ぐんじゅうまどはすなり』とふ。
〔ヨハネ傳7章47節〕
47 パリサイびとこれにこたふ『なんぢらもまどはされしか、
〔コリント後書6章8節〕
8 また光榮くわうえい恥辱はづかしめ惡名あしききこえ美名よききこえとによりてあらはす。われらはひとまどはものごとくなれどもまこと

前に戻る 【マタイ傳27章64節】

さればめいじて三日みっかいたるまではかかためしめたまへ、おそらくはその弟子でしきたりてこれぬすみ「かれ死人しにんうちよりよみがへれり」とたみはん。しからばのちまどひ前󠄃まへのよりもはなはだしからん』
Command therefore that the sepulchre be made sure until the third day, lest his disciples come by night, and steal him away, and say unto the people, He is risen from the dead: so the last error shall be worse than the first.


and steal
〔マタイ傳28章13節〕
13 『なんぢらへ「その弟子でしよるきたりて、われらのねむれるかれぬすめり」と。
so
〔マタイ傳12章45節〕
45 遂󠄅つひきておのれよりしきほかなゝつのれいれきたり、ともりて此處ここ住󠄃む。さればひとのちさま前󠄃まへよりもしくなるなり。邪曲よこしまなるもまたかくごとくならん』

前に戻る 【マタイ傳27章65節】

ピラトふ『《[*]》なんぢらに番兵ばんぺいあり、きてちからかぎかためよ』[*或は「汝ら番兵か用ひよ」と譯す。]
Pilate said unto them, Ye have a watch: go your way, make it as sure as ye can.


make
〔詩篇76章10節〕
10 ひとのいかりはなんぢをほむべし いかりのあまりはなんぢおのれのおびとしたまはん
〔箴言21章30節〕
30 ヱホバにむかひては智慧󠄄ちゑ明哲さとり謀略はかりごともなすところなし
〔マタイ傳28章11節〕
11 をんなたちのきたるとき、よ、番兵ばんぺいのうちの數人すにんみやこにいたり、すべりしことどもを祭司長さいしちゃうらにぐ。~(15) かれかねをとりてふくめられたるごとたれば、はなしユダヤびとうちにひろまりて、今日けふいたれり。
〔マタイ傳28章15節〕

前に戻る 【マタイ傳27章66節】

すなはかれらゆきていし封印ふういんし、番兵ばんぺいきてはかかためたり。
So they went, and made the sepulchre sure, sealing the stone, and setting a watch.


and made
無し
sealing
〔ダニエル書6章17節〕
17 ときいしもちきたりてその穴󠄄あなくちふさぎければわうおのれのいん大臣だいじんたちいんをもてこれにふういんをなせりこれダニエルの處置しよちをしてかはることなからしめんためなりき
〔テモテ後書2章19節〕
19 されどかみたまへるかたもとゐてり、これいんあり、しるしてふ『しゅおのれのものたまふ』また『すべしゅとなふるもの不義ふぎはなるべし』と。